The 　Japan 　Sooiety 　of 　Medioal 　Entomology 　and 　Zoology

〔衛 生 動 物 　Vol．32　 No ．4p ．255 −259 　1981 〕

台湾 産 Blattella
属ゴ キ ブ リノ ー ト

H ． ザ ウ ターチ ャ バ ネ ゴ キ ブ リ （新 称 ） に つ い て

　　　　　　　　　朝 比 奈 　 正 二 郎
国 立 予 防 衛 生 研 究 所 衛 生 昆 虫 部 （〒 141 東 京 都 品 川 区 上 大 崎 ）

（受 領 ； 1981 年 3 月 28 日）

Blattella
　　 Notes　on 　 the ． 　species 　 of 　 Taiwan
H ． What 　is Ischnoptera　sauteri Karny 　 1915
“ ”
　 ？

Syoziro　 AsAHINA

Medicat 　 Entomology 　 DePartmen ，ATatio

彦　 刀 al 　Institute げ Heatth ，
　 　 　 　　 　 　 Sltinagawa一
加 ，
　 To 為γ0141 ，」妙 an

“lsch−
　 Karny （
1915） は Sauter コ レ クシ ョ ン 中 よ り　 尾端部の構造は Figs．1 2 ，
の ご とき もの で あ る こ とは
”な
noPtera 　 sauteri 　
る新種 を 記 載 した が， そ の材料は わ か っ た が， ♂標 本 が 得 ら れ ず ，研 究 の 進 行 は 停止 し て
Anping （1 ♀〉 Kankau （Koshun ）（1 ♂） Taihorin
“
　
， ，
　 い た ． Karny の 原記 載 は ラ テ ン 文 と短 い 独 文 の 付 記 で
（1 ♀ ） で あ た．私 は 台 湾 産 の モ リ ゴ キ ブ リ群 （
”
っ Jsch − 　
あ る が ，そ れ に は 前胸 背 の 黒 条 の 特 異 点 に も触 れ る こ と

noPterites ） の 再 検 （1979 a b ） に 先 立 て ， ま ず国 立 　 　
，
っ
な く， 分 類 学的 に は ほ と ん ど 意味 を な さ な い と 思 う．
台湾 大学 （旧 台 北 帝 国 大 学 ） に あ る 素 木 コ レ クシ ョ ン を 　 一方 ， Princis は 上記 の カ タ ロ
グ （1969 ） に saUteri
”と い 。ボ ル
検 した の で あ っ た が，
“
1．sauteri 　Kamy うラ ベ ル を 収録 した 際に ， そ の シ ノ ニ ム と し て ジャ ワ ネ
の 個所 に は ， 普通 の 屋 内 害虫 チ ャ バ ネ ゴ キ ブ リの 2 ♀標 オ ・フ ロ レ ス ・ス ンバ 等 よ り記 録 され て い る Blattella
本 が 置か れ て い る だ け で あ っ たの で， お そ ら くそ の シ ノ subZlittata 　 Hebard 　1929 を あ げて い た ．近 年 に 至 っ て 私

ニ ム で あ ろ う と思 い ，あ え て 触れ な か っ た． の 手 許 に も． こ の subvittata と 信 ぜ られ る 東 南ア ジ ァ

　 そ の 後 Princis の 世界の ゴ キ ブリの カ タロ 1969

グ （ ， 各地 よ りの 標本 が 集ま り ま た 幸い ， に も台湾 産の Satiteri
p．844） に お い て は ，こ の 種は Blattella属 に 移 され て の ♂と 考 え られ る も の も入 手 す る こ とが で きた の で ， こ

い た ．Princis は こ の Sauter 採 集 の 標 本 を み ず か ら検 れ らの 検討 を試 み た 。そ の 結 果 を 要 約 し て 述 べ る と次 の

し た も の と信 ぜ ら れ る が ，1973 年 に 私 も東 独 Ebers− Figs

ご と くに な る （ ．1t − 22 参 照 ）。
“
walde におい て， この 標本 を検 し ， そ れ らが Jsch −
　 　 L 　前 胸 背 の 1 対 の 黒 紋 は ， sazateri に あ た る 台 湾産 の
”ま 一般 に 太 い Karny
noPtera 　 た は Sormploce属 の もの で もま た 普通 の チ 　材 料 （Figs ．3 ，
4） で は が　 ，
の 台湾
ャ バ ネ ゴ キ ブ リで もな く ， 前胸 背 の 1 対 の 黒紋 の 前 方部 　産 の syntype Fig ．1 ） の
（ それは， 東部 お よび 南部 タ
の 消え か か っ た 小 型 細 長 種 で あ る こ と を 知 っ た ．ま た こ 　 イ ，マ レ ーシ ア ， ブ ル ネ イ， ロ ンボ クの もの と 同 様 に
の と き ，3頭の 上記 ，安 平 ，乾 溝 ，大 甫 林 よ りの 昆 虫 が 　縮小 して い る ． 一方 ， 間 違 い な く subvittata と見 ら
‘
‘
い ずれ も♀ で あ り ， Karnyの Kankao （Koshun ） 　 れ る 北部 タ イ ，パ ラ ワ ン ， ミ ン ダ ナ オ サ ラ ワ ク の も ，

”と あ る の
IV ．1912， 1 ♂ は ♀ の 誤 りで あ る こ とが わ か 　 の で は Java 産 の Hebard の タ イ プ 材料 の ご と く

っ た ．そ の 後 こ の 事実 は 1970 年 の Peterson　and 　Gae ・ 　（ Figs ．14 ，15 ）縮 小 して い る ．

dikeの タ イ プ リス ト p ．152）に
（ お い て 訂 正 され て い 2 ． 最 も重 要 と思わ れ る ♂の 尾 端部の 搆造に お い て ， ま

るこ と も知 っ た， 　 ず Sttbt ittata ・
の 肛 上 板 の 形 は す で に 図示 され た ご と

　 幸い に こ の と き （ 1973 ）
， Kankao の ラ ベ ル の つ い た Fig．12 ） 先 端 尖
　 く （ ，
っ て 細 ま り， 1 対 の 長 刺 突起 に
1 ♀標 本 を借 用 し て 検 す る 機 会 を与 え られ ，そ の 前胸背 と 　 終 わ り， その 長刺の 間の 空間に 1対 の 長 針 毛 が 出 て い

255

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256 衛 　生 　 動　 物

曳
書

騨
1

−
　 　 　 　 　 　 　 　 　 Figs ．1 10　 Blattetla 　sauteri 　sauteri 　Karny 　 Taiwan ，

1 ： ♀ prothoracic 　tergite 　 syntype ； 2 ，

： ♀ abdominal 　 end ，　 ventral ，
　 syntype ； 3 ： ♂ prothoracic
tergite 　Taiping ； 4 ： ♀ the 　same 　Kuan −tzu ・
，
ling； 5 ： ♂ 7th　abdominal
，
　tergite ，　KOH 皿 acerated ；

6 ： ♂ abdominal 　end 　dorsal ，　dried

，
　 specimen 　 Taiping ； 7 ： the 　 same
， ，　 ventra1 ； 8 ： ♂ the 　 same ，
hypandrium 　only ， 　 KOH
　 ventra1 ， 　macerated ，
　 enlarged ； 9 ： ♂ left 　 KOH
　 phallosome ， 　macerated ；

10 ♀ abdominal
： end 　dorsal dried
，
　 specimen ，
　 　 ，
　 Kuan −tzu −1ing．

Fig．17 ），一方 台 湾 産 の sauteri

　る （ と考 え られ る ♂ な え る． ま た hypandrium左 基 部 に は 1 個 の 鋭棘 突
　 に おい て は ，肛 上 板 は 全 体 短 く，先 端 ゆ る い 1対 の 円 Fig．18）． こ れ
起 を 有す る （ に 対 し 台湾 産 の sauteri

Fig．6）．
　頭 に 終わ る （ ♂ に おい て は ， hypandriumは と くに 長 くは な い が ，

hypandrium ）に
3 ． 次 に 亜生 殖板 （ おい て は ，
　sabwittata そ の 先端 は 肛 上 板 の 端 を 少 し く超 え ， 1対の stylus

　 ♂に お い て は ， 肛 上 板 と ほ ぼ 同 じ く らい 後 方 に 延 び て ， は 著 し く左 方 に 片寄 る こ と な く， ほ ぼ 頂 点 部 か ら出 る

　 そ の 先端 に は 左側 に 片寄 っ て 1対 の stylus があ り ， Figs．6 〜8 ）．
（ 　 stylus に は 4 〜5 の 剛 棘 を生 じ て い る

　 そ の 右方の もの は ほ ぼ頂点 に あ る Fig．18）．

（ こ れ ら が stylus 自体 は 小 型 で ある 　 hypandrium
， 基方左側

　 の stylus は か な り長 く ， 先 方部 に 4 〜 5 の 剛棘をそ の突起 は ， 乾燥 標 本 で は 見 え に くい が ， よ く軟化 し て

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VoL 32 　 No ．4 　 1981
　 年 257

U 12 13

91

20
18
　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 Figs ．11−20 　Bl ttella sauteri subvittata
α 　 Hebard
　 　
‘‘ ”
lL ♂ protheracic 　terg ，holotype 　 sabvittata
三te 　 　 of 　 Hebard
　
， Java， 　 from　 Hebard 　 1929 ； 12 ：

舎 dolsal 　outline 　 of 　supra −anal 　plate 　 holotype ，　 Java 　from

， 　 Hebard 　1929 ； 13 ♂ 7th　abdominal ：
‘‘ ” ，

segment ， Ostsumba ， from 　Princis　 1957 ； 14 ♂ prothoracic 　tergite ， ： 　Ch 三 engmai 　 North 　Thai−
，
1and； 15 ♀ the 　same ，
： 　Chiengmai ， 　N ． 　 Thailand ； 16 ♂ 7th 　abdominal
： 　 tergite ， 　KOH 　macerated ，
Mindanao ， 　 Philippines ； 17 ♂ abdominal
： 　end 　 dorsal
， ，　alcohQlic 　Mindanao
， ，　Philippines ； 18 ： the

same ，
　ventral ，
　 alcoholic ，　 Mindanao ， 　Philippines ； 19 ♂ 1eft 　 phallosome ，
： 　 KOH 　macerated 　 Min −
，
danao ； 20 ♀ abdominal
： end
　 dorsal dried specimen
　
， ，
　 ，Chiengmai
　 N ．ThaiIand ．
　 　
，
　

Fig ．8 ）．
　透 明 に す れ ば 明 瞭 に 認 め る こ と が で き る （ 　の 幅 に は差 を認 め る が Figs
（ ．9 ，
19），こ れ は 図 を描 く
・
1．
　 ♂の 第 7 腹 節 背板 の 分 泌 腺 部 の 構造 は 両 者 に お い で ，的 確 な
， 　角度 に よ っ て もお こ り得 る 可 能性 が あ る の
　 て 色斑 な ど に 差 が 見 られ る が ， 基 本 的 構 造 に お い て は 　差 とは い い が た い ．要 す る に よ く似 て い る と い え る ．

　 同 一 と考 え られ る Figs ．5 ，
（ 16 ）． 6． ♀ の 肛 上板 に つ い て は ，手許に あ る sauteri の

5． ♂左 phallosome に っ い て は ，鎌状 に な っ た 先端 部 　syntype が 乾 燥 標 本 で あ る た め に 確認 し が た い が ， 肛

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258 衛 　生 　動 　物

，
　Khao 　Chong 　 Forest 　 South
Figs．21 22　Blattella　sauteri 　saute プi　Kamy ， ，

Thaiiand 26 VL
． 　1965 ，　 leg．
　 S．
　 Asahina
　 ，

　21 ： ♂ prothoracic 　tergite ； 22 舎 abdom 至nal 　 end 　 dorsal　alcoholic ． ： ， ，

Fig．
る と思われ る （ 　　 − Anping （W ），
　 Taihorin（W ），　 Kankau
上 板 先端 に は わ ず か に欠 刻があ mosa
”
　2 ）． こ の 欠 刻 は 台 湾 産 の 他 の 乾燥 標 本 （ 関 仔 嶺産 ， 　 　 　（IV ）
‘‘
　Fig ．10） に お い て も 明 ら か に 認 め ら れ る 。 同 じ 台湾
　 　Ischnoptea 　sauteri プ 　 p．
Hanitsch，1927 ， 34 For− ：

　産 の ♀ 標 本 で は ， 腹 端 部 の 黒 斑 も 明 瞭 で 発 達 し て い
　 　 　 　 　 ，，
　 　 　 mosa

　 る． 　Blattella　sauteri Princis 1969， 844 （

　 p， partim ）
： ，

‘‘− ，
，
　 　subwittata の 材料 北部タ イ ，チ
（ ェ ン マ イ産の 乾燥 　　　 Formosa
標 本 ） で は ，肛 上 板 先 端 の Fig．
欠刻 は よ り明瞭 で あ る （ Material　 examined
　所 見 標 本 （ ）：
‘
‘
　20）．ま た 腹 端 部 の 黒 色 斑 は 発 達 劣 る ． 　1 ♀ Kankau （Koshun
Formosa ，　H ．
　 Sauter ） ， ，

　以 上 の 観 察 結 果 よ り ，と くに ♂ の 腹 部 の 肛 上 板 と hyp − 　1912 ，
IV ． 　Syntypes ， 　det．
　♀ ， 　 Karny ，
　Ischnoptera
’ in　 Co11．
ittataと sauteri ，Deutseh．Ent ．Inst，Berlin （
，
andrium の 形態 よ り見 れ ば ，　 sauteri と subx ， 　 　 　 　

は 別 種 と す る の が 当 然 と 思 わ れ る が ，そ の 他 の 形 態 的 特 Deutsch ． 　 Landwittschaft
　 Akad ． ．　 Eberswalde ）；
，
徴に お い て は 的 確 な 点 を認 め が た い こ とは 事実 で あ る ． 1 ♂　Taiping　 Taitung　 Hsien 　 Taiwan
，
7．　 V ． ， ，

　 さ ら に 筆者 自身 ，南 部 タイ Khao 　 Chong にお い て採 1972，1eg． 　 Sakai （

　 M ． Coll．
　 Ehilne　 Univ ．）； 1 ♀
集 した 1 ♂ 液 漬 標 本 を 検 し た と こ ろ ，前 胸 背 板 の 黒 条 の ・ −
Kuan tzu 1ing　 250m 　 Tainan　 Hsien ， 　 Taiwan ，
6． ，

発 達 は 劣 り（Fig ．21 ） 腹 端 部 の 構 造 に， お い て Fig ．22 ），

（ IV ．1965 　 1eg．　 R ．
，
　 Kano ； 1 ♂　Chantaburi ， 　 E ．

肛 上 板 は む し ろ sauteri 型 に似て 鈍 頭 に 終わ っ て い る け Thailand ，20 ． V ．1961 ，

】 　leg． 　Iwata ；　 1 ♂ 1 ♀
　K ．

れ ど も ，精 査 す れ ば先 端 部 左 右 に は 1 対 を な す 微 小 な 爪 Taman 　Negara Kuala 　Tahan 　60m ，22 −26 ．

　
，
IV ．
状 突 起 を そ な えて お り ， hypandrium 先端 の stylus 1979 ，1eg． 　 Asahina ； 1 ♀ Bukit　 Valley 　 Ber −
　 S ． ，

は や や大 き く， と も に左 方 に片 寄 っ て い る こ とが認 めら 　 leg
dasan 　 Brunei ，30 」 ．1962 ， ．　 G ．
　 Imadate ； 1
，

れ た ．こ れ ら の 事 実 は こ の 個 体 が sauteri と subvittata ♂　Slanadi ，　 Lombok ，21 ．瓢 ．1973 ，　 leg． 　 Kura −

　H ．

の 中間的 で ある こ と を思 わ せ た ．肛上 板 の 形 だ け か らは hashi； ？ 1 ♂ Khao 　 Chong ， 　S ．

　Thailand ，26 ．　VI．

こ の 個 体 は sauteri と 見 る べ き で あ ろ うが ，要 す る に 中 1965 ，Ieg．

　S ．
　 Asahina ．

間 的 性 質 を示 し て い る と考 え ざ る を 得 な い ． 　 East　 and
Distribution ） ： Taiwan ，
　分布 （ Sou 亡h 　

　 以上 の 事 実 か ら見 て ， こ こ で は sauteri と subvittata Thailand 　West 　Malaysia， 　Lombok ．

　Brunei ，
，

を ， な お 中 間型 を残 し て い る 同 一種 の 別 亜 種 と して 扱い 　 Btattella　sauteri 　subvittata 　Hebard

た い と思 う． sauteri はやや大陸ア ジア に 片寄っ て 分布 　 Btattellasubvittata Hebard 1929　 p ．

　 　 58−60 　 p1． ， ， ，

す る よ うに も感 ぜ られ る が ，現 在 の 資料 に 関す る 限 り， 　　　 4 ，　且9 ．3　（ prothorax ） pl ．5，　丘9 ，5 　（supra − ，

あ る ．以 ♂ ；Pasoeroean 　eastern Type

‘‘

両 者 を地 理 的 な 亜 種 に 区 分 す る こ とは 不 可 能 で 　　　 anal plate ） 　 ： ，

”‘ ‘
上 の 論 議 か ら 以 下 に 示 す よ うな シ ノ ニ ム リス トと標本 記 　　　 Java （from 　 Saussure 　Collection ＞， Allo−
”
録 な らび に 分 布 地 域 を と りま と め た ． 　　　 type ♀ ；same 　data　as 　type （Hebard Coll．
： ） 　

　 Blattella　sauteri 　sauteri Karny ）

（ 　 Blattella
　subtlittata Bruijning，1948 pp ． 36 85 ： ， ，

‘
　Karny 　1915 　p ．
102 　 　 　 　 （list
t1

　 Ischnoptera 　sauteri ♀ ， ， ）
ct1

　　　 Anping （ V旺．1912）； 1 ♂ 〔！〕Kankau （Ko −

，
　 Blattelta
　subvittata Princis 1950 　p ．
176 　 ♂ ： ， ，

’ −
　 　 　 shun ） 】V ． 1912 ； 1 ♀ Taihorin，1911 　 　 　 2 ♀ Ostbomeo ，Pelawan besar V VL 1937，
t
　 　 　 　
，
，

“
　 Ischnopterasauteri Shiraki，1931 　 p ．
　 　：194 For 一 ，
　 　 　 　 M ．E ．
　 Walsh ； 1 ♀ Ostbo neo 　Samarinda τ ， ，

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Vo1 ．32　 No ．41981 年 259

　　 W ．1938，M ．E ．Walsh 　 　
”

　summary ）．

Blattegla ： Princis 55 1 ♀ Hebard M ．（1929） Studies in Malayan Blat・

　 ： 　 　 　
，1953　 p ．
‘‘

Nγ’．
　subvittata
ヤ　凾 1
，

Orthoptera ）． 　P o ． 4 ad ． 　・ 　 S ’．
，

　 tidae 　 （ 厂 ‘ （： α （

　 　 Flores ，W ．von Endeh ，V　 ．

1930 ， W ．C ．van
　 　 　 　 　 　
PhiladelX hia 81 1− 109 6 ．
　 ， ｝
，　 pls
　 ：

　 　 Heurn ，1eg．（ 　Willemse ）

CoIl ． ”

Karny ， 　H ． （1915） H ． 　 Sauter s 　 Formosa 　Aus

：
− ’

・
　Blattella　subwittata ： Princ 三s ，1957 ， 144 ，
　p ． 　fig， 　 beute，Orthoptera　 　 et 　Oothecaria． 　Sttpl．
！ 　En ）

‘‘ ．
　 tOt 1OZ ，
） ， −
　4 56 108 ． ：

　　 13 （♂ 7th 　 tergite
） Ostsumba Langgai
Peterson 　G ．　 and 　 H ． 　 Gaedike〔 1970）lKatal
二

，
，

g ∩

　　 ．10 ．
VTI （♂ ♀ ） ； Baing ，29 ．
16u W （♂ ）； Prai 　 der in den Sa mlungen
　 　 des Deutschen En −
　 皿 　 　 　

　 　 Jawang ，Mata Wai Kenor ， ユO ． 　 W （9 ）； − 　 　 　 tQmologischen Institutes aufbewahrten

　 Ty ・ 　 　

・ −
　 　 Westsumba Kodi ，31， 棚 ． ，7u ．
8，皿 （♂ 2 ♀）；
： 　 pen 1正．B Titr ． 　Ento tol ． ｛
，20 （1／2 ） 145 172 ． 〃 ：

1950 ） Indomalaiische 　 und 　australi ・

，

Princis　 K ．（ ：

　 　 Lindiwatju 8 ． X 　（♀ ） ； R a 28 ． V皿 （♀）．

，
ロ
， ，
　 sche Blattarien
　 　 aus 　 dem 　Entomologischen
　 　 Flores W ． 　v n 　 Endeh ，　 V ．
： 1930 （♀ W ．　C ． 。
　 Museum der Universitlit 　 Lund ．Optts．El吻 一
　 　 　 　

” −
　 　 van Heurn leg．in Coll ．Willemse ）
　 　 　 　 　 　 7nol ， 15 161 188 ．
，
；

Princis， 　K ． （1953） Kle 三ne 　Beitrtige　zur 　Kenntnis

　Blattella　sauteri Princis 1969 （partim ），p ．
844 ：
：

der Blattarien 　und 　ihre　Verbreitung ．

　V ． t us ，
，

‘ 一 ” 　 　 （） ）

Java，
　 Borneo 　 Flores　 Sumba −
‘

　　 ， ， ，
　 EntOtjtol ．，　18 53 58 ． ：

　所 検 標 本 （Mater 三
al examined ） 　 ： Plincis ，K ．（1957 ） Zur Kenntnis der Blattarien
　 ： 　 　 　

厂 　A 勧 ’r b75 ん
　1 ♂ Chiengmai ，N ．Thailand 　 　 26 』 ．
1958 　 leg． 　 der　kleinen　Sundainseln ． 　 V erh ． プ ． 〃 ご

　 132 一
， ，

　 Ges． 　Basel， 　68 （ 1） ユ59 ． ：

Ikoma ； 1 ♀　ditto，1 ．
1．1958， 1eg．
　 Ikoma
1舎 ；
Princis， K ．（ 1969 ） Blattariae ，Epi 夏amproidea
　 ： 　

，4 ．
Monte 　 Bule 　 Palawan 　 Philipp ． X ．1970 ，　 leg．
，

， ，
　 Blattellidae ．　OrthoPterorttm 　Catalogtte ，13 二

M ．Tsukamoto ；　 1 ♀ 　Miscellaneous nr ． Port 　

，
　 　 713 −1038 ．

Princessa　 Palawan 5 ．，
1．1971，　 Ieg．　 M ．　 Tsuka ・
，
Shiraki， 　T ． （1931） OrthQptera　of 　 Japanese　 Em −：

moto ； 1 ♂ Ca ］inan 　 Davao 　 Mindanao ，7 ． X ． 　 pire ， 　H ． Blattidae．ヱ｝lsecta ］fatst ttrana ，5 〃〃 ：

　 171 −209 ．
， ，

ユ973 ，leg．K ．Yano ； 1 ♂　Kuala Bok

　 　 Sarawak 　 　
， ，

16 ．）皿 ．1968，1eg． 　M ．
　 Sato ； 1 ♀ ditto，27 ．ll． 1969 ， Summary
leg．T ．Kunou and Y ．Arita ．
　 　 　 　 　
−
　Karny （ 1915 ）descr三bed Isch・noptera 　sa 〜itc ’i
‘‘ ”

Distribution ）： Java　East 　Borne

　 分布 （ ，Flores， from 　Taiwan 　based　 on ”
，
。 　
1 ♂ 2 ♀ taken 　 by 　 H ． “

Sumba ，　 North 　Thailand ，

　 Palawan ，
　 Mindanao ， Sauter． 　 When 　I　 examined 　 the 　 type ・ specimens

Sarawak ． Ifound that the material

　 is all feIIlalewhich
　 　 　 　 　 　

fact　was 　also 　 noted 　 by 　Peterson　 and 　 Gaedike

（1970 ）．工nhis 　Blattar 三an 　catalogue 　 Pr 三
ncis （1969）
　本 稿 を ま とめ る た め に 用い た 標本 は ，筆 者 自身 の 採 集 correctly 　 placed ∫attteri 　三n 　the 　genus 　Blattella
品の ほ か に ，有 田 　豊 ，生 駒 　博 ，今 立 源 太 良 ，岩 田 久 and 　synonymized 　Blattella　subv ’
ittata　Hebard
仁雄 ，加 納 六 郎 ，倉 橋 　弘 ，酒 井 雅 博 ，佐 藤 正 孝 ，塚 本 （1929） with 　 it．
　 On 　 our 　 ma 亡erial 　 from Taiwan 　 　 and 　the 　other
増久 ，矢 野 宏 二 な ど の 諸兄 の も た ら され た 資 料 に 負 う と
South 　Asiatic　areas I
　 　checked 亡he 　2　 species 　 care −
こ ろ が 大 きい ． ‘
‘
fully，
　and found　that 　the 　2 species
　 are 　clearly
”

　ま た 台北 市国 立台湾 大学 昆 虫 学 教 室 （素 木 ゴ レ ク シ ョ separated far　 as 　 the 　 male 　 supra ・

　 as 　 anal 　 plate

ン ）お よび 東独 Eberswalbe の 植 物 保 護 学 研 究 所 （ザ ウ and 　 hypandrium are concerned 　．The other char ・

　 　 　 　

ー採 acters ，　 such 　 as 　 prothoracic 　 pattern ，

　 male 　7th
タ 品） の 標 本 管理 担 当 職 員 の 方 々 に も深 い 感 謝 の 意
abdominal 　tergite eft 　 phallosome
王 　 and 　 female
．
，

を表 し た い supla −anal 　 plate　seem 　to 　 be　 of 　 little

　 value 　 for
specific 　
separation ．
引 用 文 献 　 from 　 South　 Thailand 誼 ords
　 Amale 　specimen

Asahina 　S ．（1979　a ） Taxonomic 　notes 　 Q ロ Japa−

arather problematical 　 intermediate 　 feature
　 　 in

・
：

（F 三g ．22）． I
，
the 　Inale 　abdominal 　 end 　 　 am ，
　 there
　nese 　 Blattaria， 　 XI．　The 　species 　 of 　 the 　亡 li1 e 〕
fore　concluding 　the 　2　species 　to 　be　 2　subspeci 丘c
　IschnePterites 　 I ．J 妙 ．」， 　 Sanit ．
　 Zoo1 ． ，30 （3 ）
，
：

− taxa 　Qf 　 a 　single 　 species ．　It　is　 not 　 possible 　for

　217 235 （in　Japanese 　English ）．
，
　with 　 summary
the 　 present ， to
　 　 differentia 亡e 　the 　2 　subspecies
Asahina ， 　S ．（1979　b ） Taxonomic 　notes 　on 　Jap − ：
into　2 　geographical 　races ，
　 anese 　Blattaria）皿 ． 　 The 　spec es 　of 　 the 　tribe
三 ，

　 ischnoPterites H
　 　 ． JaP ．　 」 ．　5 ゴ’． 　Zoo 乙， 砌

30 4 335− in Japanese
　 （ ） 353 　
： （ 　 　 with 　English

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