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固化型导电涂料中涂膜的电导率49 645
固化型导电涂料中涂膜的电导率49 645
, 1992)
硬 化 型 導 電 性 塗 料 に お け る 塗 膜 の 導 電 性 に及 ぼ す 諸 因 子
(受付1992年1月17日 ・審査終了1992年6月3日)
ら,基 本 的 な塗 膜 生成 の因 子 を 明 らか に し,こ れ らが 塗
1緒 言
膜 の 導電 性 に及 ぼ す影 響 につ いて 考察 す る.
昭 和32年 日本 電 信 電 話 公 社 と藤 倉 化 成(株)に よ って
2実 験
開 発 され た導 電性 塗 料 は コネ ク タ ーな ど の電 子部 品 を 中
心 に 発 展 し て き た が,最 近 で は 回 路 形 成 材 料 やEMI 2.1試 薬 と材 料
シー ル材 な どエ レ ク トロニ ック ス材料 と して 不 可 欠 の電 バ イ ンダ ーで あ るエ ポ キ シ化 合物 はTable 1に 示 され
645
森 ・大 石 ・佐 藤 ・滝 沢 ・山 田
領 域)に エ ポ キ シ化 合 物 の 硬 化反 応 は ほ とん ど関 与 して (3)の よ う に電 気 的 な 接 触 に よ る連 鎖 は 一 応 完 成 す る
いな い こ とが分 か る が,溶 剤 の揮 発 に よ り塗 膜 の 体積 収 が,粒 子 間 は表面 に吸 着 したバ イ ン ダー な ど で遮 られ ,
縮 が起 こ った た めか,ま た は急激 な粘 度 低 下 に よ るか を 電 気 的 な ギ ャ ッ プ と な るの で 完 全 な 接 触 は 得 られ て な
Fig. 5. SEM composite image of the film surface of conductive coating films filled with nickel powders . Paints (g): EP-
2, 4.6; TDMP, 0.4; N25, 7.5; CH 6ml.
Fig. 9. Photographs of the surface of conductive coating films with various nickel contents
. Paints (g): EP-2, 4.6;
TDMP, 0.4; N25, var.; CH, 6ml. Curing condition: 120•Ž•~6 min .
が って,臨 界 ニ ッケル 含量 以 上 にお け る体 積 抵 抗 値 の増
加 は低 い塗 膜 密 度 と関 係 す る こ とに な る.Fig. 9は 三 種
Fig. 11. Effect of the molecular weight of epoxides
の ニ ッケ ル含 量 にお け る塗膜 の モル ホ ロ ジー を示 す.60
on the volume resistivity of coating films. Paints (g):
wt%の ニ ッ ケ ル含 量 で は十 分 な 樹 脂 中 に ニ ッケ ル粉 が
(•›) EP-2, 4.6; TDMP, 0.4; N25, var.; CH, 10ml; (•›)
埋 め 込 ま れ てお り,粒 子 間 に ギ ャップ が予 想 で き る.臨 EP-4, 4.6; TDMP, 0.4; N25, var.; CH, 10ml; (••) EP-
界 ニ ッケ ル 含量 で あ る70wt%に お いて はニ ッケ ル粉 が 9, 4.6; TDMP, 0.2; N25, var.; CH, 10ml; (•œ) EP-16,
樹 脂 に よ り覆 わ れ て お り,か つ 粒 子 間 が樹 脂 に よ り強 固 4.6; TDMP, 0.2; N25, var.; CH, 10ml. Curing condi-
密 度 は計 算 値 よ りわ ず か に小 さ いが,こ れ以 上 で は極 端
に小 さ くな る こ とに な る.ニ ッケ ル含 量 が80wt%に な 物 の分 子量 の影 響 を 示 す.一 般 に,エ ポ キ シ化 合 物 の 分
る と,エ ポ キ シ樹 脂 が ニ ッケル 粉 に付 着 して い るよ うす 子 量 を増 加 させ て も,臨 界 値 は ほ とん ど変 化 しない が,
が認 め に くく,あ ち こち に空 隙 が 認 め られ,塗 膜 密 度 の 臨 界 値 に お け る塗 膜 の体 積 抵 抗 値 は硬 化 剤 量 の 最 適 値 を
低下 は塗 膜 に空 隙 が発 生 したた め で あ る こ とが 分か る. 選 べ ば,あ る分 子 量 以上 で著 しく減 少 した.す なわ ち,
3.5バ イ ンダ ー の影 響 比 較 的低 分 子 量 のEP-2(MWニ380)とEP・4(MW=920)
硬 化 型 塗 料 に お いて バ イ ンダー の作 用 を考慮 に入 れ る で は分子 量 の差 はな い が,こ れ よ り分子 量 の大 き いEP-
と,そ の 効 果 が発 揮 され るた め に は硬 化 剤 の量 が最 適 で 9(MW=1950)やEP-16(MW=3600)で は明 らか に 低 い
な けれ ば な らな い.そ こで先 ずEP-2を 用 い,硬 化 剤 の 体 積 抵抗 値 を与 え る.ま た,EP-9やEP-16よ り分 子量 を
最 適 量 を検 討 し,Fig. 10に 示 す.硬 化 剤 の最 適 添 加 量 は 高 くす る と反 対 に 体積 抵 抗 値 は増 加 した.一 般 に,分 子
EP-24.6gに 対 して0.4gで あ った.硬 化 剤量 が これ よ り 量 の 高 い エ ポキ シ化 合 物 は硬化 速 度 が遅 く,シ ョル ダー
少 な い とエ ポ キ シ樹 脂 の 分 子量 増 大 及 び三次 元 化 が 抑制 領 域 の幅 も少 な い.し たが って,EP-9やEP-16で は硬 化
され るの で,塗 膜 の体 積抵 抗 値 は高 くな る.ま た,こ れ 反 応 が起 こ る前 に導 電 材 の 接触 が完 結 し,そ の 後 硬化 に
よ り多 くて も同 様 の 理 由 で体 積 抵 抗 値 は高 くな る.最 適 よ る収 縮 が 起 こ るた め高 い導電 性 の塗 膜 が 得 られ る と予
値 の0.4gを 中心 に して 曲線 が 対 称 に な って い な い が, 測 され る.エ ポ キ シ化 合 物 の分 子 量 が さ らに 大 き くな る
これ は0.4g以 上 の方 が硬 化 初 期 に お け るエ ポ キ シ反 応 と乾 燥 型 の 場 合 と同 様 の 原 因 で導 電 性 はか え って 減 少 す
物 の 生 成 量 が 多 く,粘 度 低 下 に影 響 して い るた め で あ る と考 え られ る.
る.一 方,最 適 値 は 使用 す る エ ポキ シ化 合 物 の 分 子量 に 3.6溶 剤 の影 響
よ って 異 な り,分 子 量 が大 き くな る と,小 さ くな った. エ ポキ シ化 合 物 は 一 般 に粘 調 な液 体 か 固 体 で あ る の
Fig. 11は 硬 化 剤 の 最 適 添 加 量 に お け る エ ポ キ シ化 合 で,塗 料 を調 整 させ る た めに は溶 剤 を必 要 とす る.Fig.
文 献
6) 森 邦 夫,田 村 浩 作,山 田 弘, 柏 葉 安 兵 衛, 高 分 子 論 文
集, 49, 475 (1992).
7) 森 邦 夫,佐 藤 芳 隆,滝 沢 利 樹 ,大 石 好 行,山
Fig. 13. Change of the apparent density of cured 田 弘, 高
分 子 論 文 集, 49, 485 (1992).
coating films. Paints (g): EP-2, 4.6; TDMP, 0.4; N25,
8) A. Calahorra, J. Coatings Technol., 60, 25 (1988).
11.68; CH, var. Curing condition: 120•Ž•~60 min.
9) 中 道 敏 夫, 色 材, b1 632 (1988).
Conductive coatings consisting of epoxides, a curing agent, solvents, and nickel powders were prepared. The effect
of curing conditions, the amount and kinds of filler, the amount and kind of epoxide binders and solvents, are discussed.
Coating films were formed through the evaporation of solvents, the molecular weight increasing reactions of epoxides,
and curing reactions. Their surface resistivity decreased at each process. Changes in the surface resistivity of coating
films were explained by contact levels between nickel particles due to an equivalent circuit model. High curing
temperature led to low surface resistivity because of the contractions of coating films and aggregation of nickel particles
during curing. In cure type conductive coatings, there was a critical filler content for the conductivity of coating films.
The critical content was shifted to the high filler content side and the resistivity in the critical values decreased with
nickel content. This is one reason why the binder effect of epoxides was excellent enough to allow three-dimensional
curing and the electric gap between electrodes decreased with particle size. The decrease of conductivity over critical
content was due to the decrease of film density based on the changes of morphology of coating films. The critical content
was not dependent on the molecular weight of binders but the resistivity changed with the molecular weight. There was
an optimum value for the amount of solvents. This was explained by drops in the viscosity of paints and capillary
pressure. The boiling points of solvents had an effect on the conductivity of coating films.
KEY WORDS Cure type/Conductive Paints/Epoxides/Nickel Powders/Surface Resistivity/Curing Degree/
Critical Filler Content/Binders/Solvents/
(Received January 17, 1992: Accepted June 3, 1992) [Kobunshi Ronbunshu, 49(8), 645-653 (1992)]