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学籍番号:21142046

町田イサラ

1 主観訴訟、客観訴訟

主観訴訟とは、「抗告訴訟」、「当事者訴訟」、「民衆訴訟」、「機関訴訟」の四類型があり、このうち「抗告訴訟」と

「当事者訴訟」は,原告となる者の主観的権利利益の保護を目的として提起される訴訟のことを指す。客観訴訟は

これに対して,「民衆訴訟」と「機関訴訟」は、自己の権利利益の侵害がなくとも,個別法律の定める者が原告と

なって行政活動の違法を争うことが認められる訴訟であり、これを認める特別の法律がない限り認められない。客

観的法秩序の適法性を確保するために、立法政策上認められた訴訟である。

2 抗告訴訟

「行政庁の公権力の行使に関する不服の訴訟」のこと。

3 取消訴訟

「公権力の行使」としての行政処分が違法になされた場合に、その取消し、すなわち処分がなかった状態に戻すこ

とを求める訴え。

4 出訴期間
取消訴訟は,処分・裁決があったことを知った日から 6 ヶ月以内に提起しなければならず,また、処分・裁決の日か

ら 1 年間が経過すると提起することができなくなるまでの期間である。

5 取消訴訟の訴訟要件 処分性

処分性とは、行政庁の処分は行政庁の法令に基づく行為のすべてを意味するものではなく,公権力の主体たる国

または公共団体が行う行為のうち、その行為によって,直接国民の権利義務を形成しまたはその範囲を確定するこ

とが法律上認められているものである。

6 取消訴訟の訴訟要件 原告適格

取消訴訟を提起する資格のこと。

7 取消訴訟の訴訟要件 訴えの利益(狭義)

取消訴訟は,当該処分を取り消すことにより回復される「法律上の利益」をもつ者が提起する主観訴訟であるから,

訴訟の経過の中で,取消しによって回復されるような「法律上の利益」がなくなった場合には、当該訴えはもはや意

味がなくなったとして,訴えは却下される。このような利益を指す。

8 判決の効力 形成力

請求認容判決は,判決主文において「…の処分を取り消す」と宣言する。認容判決が確定すれば,行政庁の格別の
行為がなくとも、処分の効力は成立時にさかのぼって消滅する。このように,処分の効力をはじめからなかったこと

にする力を形成力という。

9 判決の効力 拘束力

取消判決の趣旨に従って行動することを命ずる力である。

10 判決の効力 既判力

取消訴訟の終局判決が確定すると生じるものである。

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