The Japan

The Sooiety
Japan Society of Meohanioal
of Mechanical Engineers
Engineers

314 高 減速 ね じ歯車 の 性能 に 関 す る研 究
P磁 b ce 。 fHigh Gear RatioCr。 ssed Helical（bears
・

正 横川 純 夫 （長 岡高 専 ） 正 本間 晃 （
長 岡高専）

○学 久保田 泰 （
長 岡高 専 ）
S ” mi 。 HIROKAWA N ・g ・・k・ Nati。nal C 。11・9e ・ fTec ・ 1・ Ni・hika N ・ga。ka，hiNlig、、。
・ak・ima・hi888．
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，

Nagaoka National
， Collegeof Technolegy
Yasushi KUBOTA ， Nagaoka Nationtal Collegeof Techoology

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1． 緒 言 歯 面 1 と ffは 直 線 G 監G2 に 沿 っ て 点 接 触 か み あ い を 行 い ，

2 飼の ハ 歯 車 を食 違 い 2 軸 間の 動 力伝 達に利 用 す る
ス バ 接触 点 に お い て 立 て た歯 面 の 共 逓 法 線 n は こ の 直線 に 載
と き． こ れ を ね じ歯 車 と 呼 ぴ ； 減 速 比 1 〜3 付 近 で よ く 使 る．

用 され て い る ． こ の 歯 車 は 加 工 が 容 易 で あ る と い うこ と の 3 ，高 減 遼ね じ歯 車 の 試 作
ほかに ， 軸 間 距 離 や 軸 角 度 に 誤 差 が 入 り込 ん で も正 し くか 平 行 軸 歯 車 に お い て は ，軸 間距 離 と 減 速 比 が 与 え られ る
み あ うと い っ た 優れ た 特 長 を 持 て い る ．そ の 反 っ
面 ね じ ， と歯 車 の 大 き さは 自動 的 に 決 ま る ．こ れ に 対 し，食違 い 軸
歯 車 は 相 対 全 曲 率 の 大 き な 点 接 触 か み あ い を す る た め ，負 歯車の 場合 には 設計者 が次式の 拡大係数 k を与 えて歯 車 の
荷 能 力 は さ ほ ど 高 くな い と され て い る ． 大 き さを 決 め て い る ．
本 報 告 で は ，硬 く 焼 入 れ 研 削 仕 上 げ を 施 し た ハ ス バ 歯 車
k ＃i（
ψ ） α）
と 銅 合 金 製 の ハ ス バ 歯 車 と か ら な る 軸 間 距 離 10（
，減
，

速 比 20 の 高 減 速 ね じ 歯 車 の 性 能 に っ い て 述 べ る ．主 な 内 こ こ に ，rl ， r2 はぞ れ 設 計 基 準 点 と歯 ec1 軸 及 び
そ れ

容 は ，（1）高減 速 ね じ 歯 車 を試 作 し ，こ の 歯 車 の 歯面 上 接 皿 軸 との 問 の 距 離 で あ り ，i は 歯 車 1 ，皿 と の 間 の 減 速 比
で あ る ．島地 は 現 在 用 い られ て い る ウ t 一ム ギ ヤ の 拡 大
触 点 軌 跡 と 理 論 歯 当 り楕 円 と を 示 す ，（ 2）性 能 試 験 を行 い 係
数 k を減 速 比 i との 関係 と し て 整 理 し て い る ．（1》 そ れ に
，

な じみ の 進 行 の 様 子 と伝 達 効 率 に つ い て 考 察 す る ．
よ る と ，例 え ば ’＝20 の 場 合 の 拡 大係 数 は k・ ＝4 〜6 程 度 で
2 ．高 縅速 ね じ歯 軍 の か み あ い あ る ．軸 間 距 離 e 100 mm ，減 速 比 俘 20 の 高減 速 ね じ 歯
＝

高 減 速 ね じ歯 車 の か み あ い を 両 歯 面 を創 成 す る 共 通 の
， 車 で k ＝4 ．
， 22 と し て 設 計 し た 例 を Table． 1 に ，試 作 歯 車
工 具 平 面 を 仲 介 さ せ て 述 べ る ．Fig．1 の 平 面 昂 X2 は ， ， を Fig． 2 に示 す．
共 通工 具平面 ． 写 と そ れ ぞ れ歯 面 1
。 E との 間の 接触 線 の
， 横 田m に な らっ て 接触 点 の 静止 空間 内軌跡 を会線 ，
，

軌 跡 面 で あ る ．こ れ ら 2 平 面の 交 線 〜 霧 とそ れ ぞれ 歯 車 接触 点 の 歯 面 上 軌 跡 を 触 線 と 呼 ぶ こ と に す る ．試 作 歯 車 の
1 ，皿 の 基 礎 円 筒 母 線 と が な す 角 は 基 礎 円 筒 上 の 進 み 角 こ れ ら接 触 点 軌 跡 の 計 算 結 果 を Fig． 3 に示 す ． ．Fig．3（a）は 会
7gl ， rg2に 等 し い ．共 通 工 具 平 面 2e は 〜藕 に 垂直 に 取 maC Fig・
。・ 3（b）は 歯 面 E 上 の 触 線 0 、，ま た Fig． 3（
c） は歯 面
り 付 け ら れ ，歯 車 1 llの 角 速 fiMi ，tV2 に 対 応 し て Ol
， 1 上 の 触 線 01 で あ る ．こ れ ら図 中 の 点 a b c ，d ， ， ，

e は 会 線 ，触 線 上 の 点 で あ り ，触 線 0
奮
筆読袈謡 等雛 胎癈鞣 幾霜 禦亥 ・

。
星 上 の 点 a
上 の 点 a と が ，会 線 0 上 の 点 a で 点 接 触 か み あ い
と触 線 02
をす る．
れ それ 平 面
竜 L 〜2 との 間 の 交 線 と考 え る こ とが で き る． な お ．a 点 の か み あ い か らb 点の か み あ い に移行 す る
間に
Fig．
1 で は ， （YIG2上 の あ る 点 Q に お け る こ れ ら 交線 方 向 の 歯 車 1 は 80 tw車 llは 4 回 転す る ．
° °
，

単 位 ベ ク トル を歯 車 1 llに 対 応 し て そ れ ぞ れ el ， e ｝で
， Table．2 に 会 線 上 の 各 点 a ，b ，…，e に お け る相 対 主
示 し て い る。従 っ て el ， d， は 歯 面 1 ，llの 主 方 向 ベ ク ト 曲 率 半径 職 ，賜 な ら び に 歯 当 り楕 円 の 短 軸 直 径 2a ，長
軸 直 径 2b の 計 算 結 果 を 示 す ．な お ， 2a ， 2b の 計 算 に
際 し て 光 明丹 の 厚 み 劭 を 0． 005mm と し て い る ．
4 ．性 能 試 験
Fig．6 に 実 験 装置 を示 す ．負 荷 を か け る要 領 は ，歯 車 皿
に 直結 す る 無 段 変 速 機 3 の 減 速 比 を 変 え る こ と に よ
り，変
速 機 直結 モ ータ が 試験 歯 車 llに よ り同 期 速 度 以 上 の 速 度 で
逆 に 駆 動 され る よ う に す る ．そ の 結 果 こ の モ ータ は い わ ，

ゆ る三 相 誘 導 発 電機 と な り，歯 車 llに 対 して 電 気 ブ レ ーキ
と して 作用 し，こ れ が 負荷 と な る ．こ の 負 荷 の 程 度 は 入
ω 1
出 カ トル ク メ ータ 4 ，5 に よ り検 出 され る ．
，

性 能 試 験は 次に示 す［ ll ［2］の 2 段 階 に 分 け て 行 っ た ．
，

1
【】 入 力 動 力 O． 75，1．5 ，2 ．25 ，3kw で 各 5 時 間 ，【 2】 15 ，
2．2S 、3kw で 各 5 時 間 ，合 計 35 時 間 で あ る ．な お 歯 車 ，

1 の 回 転 数 は 入 力 動 力 の い か ん に か か わ ら ず 1432tp ． m ．一
定 と し た ．性 能試 験 【 2］の 入 力 動 力 3kw に お け る効 率 を
Fig．4 に ，歯面 皿 上 の 歯 す じ 方 向歯 当 り幅 を Fig． 5 に ，ま た
35 時 間 運 転後 の 歯 面 π の 写 真 を Fig． 7 に示 す ．
1 Contact
Fig・ of erossed helica
置gears

日本 機会学 会東 北 支 部 第37期 総会・

講演会 講演 論文集

118 一
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工 工 Eleotronio Library
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Japan Society of Meohanioal
of Mechanical Engineers
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go
1 Basicdataof crossed helicalgears
Table． ●
●
●
I
● ●
ear ear 韮 鬱 85 ● ●

ear ratio f 20 台 噸 メ
distance 8 100mm 薯oo
center ° ●

le 90
shaft an 罸 ●

nomal module η2 躍 4
nomal pressure a 1θ α ” 20
°

75
nu 曲 er of teeth z 2 40 0 1 2 3 4 5
helix ° T
angle on
β 76 ．
6プ 13．
33 輪 e ω
itch
。

standard circle
° F 董9 、
4Ef 匠ciency
transverse preSSU 「e ° 2
α 557 ．
65 20．
51
an le

transverse module ”1冨 17．

35 4．
11 量据
transverse
itch
circular
P554 憑0 12．
91 玉 ・

dia颱 ter
itch c linder
of standard
4934 ．
70mm164 ．
43 吊 m 耋1
diameterof base
cli 豆 der
4918 ，
57mm 霊54．
01mm 蕁：
；
helix angle on base ° 510152025 鵠 35
β966 ．
18 12．
5霊 ゜
。
clinder Rvavfingfi鵬
d 三a 皿 eter of tip 4 42． ．
43
circle
爵 70mm172 Fig．
5 Wld愈h oftooth be囲 ng on tooth su ace H
一
1engthof point
1 θ，6 ． 冨 76．
67m
contact trace
backlash σ 023mm
団aterial SOM21 PBO2A

Fig孕
2 Photograph of
experimental
gea「s 晦 6Pe 面 囎 螂 hine ・

Zl Fig．
7 Photograph of
2z
C1 tOoth bear達ng
sur 虚

桑
ゐ on toO 曲
血ceH

c，
02
y2 01 ア

÷
α
c2
・
5 ．結 言
（1） 軸 間 距 離 ，減速 比 20 の 高減速ね じ 歯 車 を 試 作
100
o ） Poi飢 co ロtact
b ） Pohlt し ，こ の 歯 車 の 触 線 を 求 め た ．ま た ，会 線 上
の 各 点に お
a ） Poh 賦
（ ◎ontaq 」 （ con 鮑 ct （ ’
齟 ce Co traceC20 皿 tooth t隠 ce C 韮 on tooth け る理 論歯 当 り楕 円 を 求 め た ，
SU 戯 e 皿 SU 漁 ce I 性能 試 験 に よ り，歯 面 肚 の 歯 当 リカ融 繍 こ沿 て 現 っ

’
Fig。 c ロ1ated
3 Ca 且 resUlts o f Co ，
C 見，
C2 れ る こ とが 確 認 さ れ た ．運 転 時問 と と も に な じみ が 進行
し ，歯す じ 方 向 の 歯 当 り幅 は 9． 8mm 付 近 に 落 ち着 き ，
Table。
2 Calculated爬 suI 魑 of ω o 址匹bearin9
ellipS ¢
入 力 動 力 3kw で は 86． 5％ の 高 効 率 を 示 し た ．こ れ は 点
6 へ移 行 し た こ と1ζよ る
σ ゐ σ ¢ 接 触 か み あ い か ら線 接触 か み あ い
bn a b もの と 考 え ら れ る ．
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33− 253 ，C （1967），1491− 1502
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