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こどもの勉強

おとなの学習

札幌医科大学 総合診療医学講座
 佐藤 健太
子供のお勉強 大人の生涯学習
ペタゴジー アンドラゴジー
学習者 依存型 自己管理型

自分の経験 問われない 求められる


役に立たない 利用価値が高い
前提条件 年齢・学年やカリ 個性・生活歴・現状
キュラムで統一 によって様々
方向性 用意された強化 目の前の課題・問
の理解と高得点 題の「解決」
動機づけ 外的誘引 内的誘引
報酬や罰則 興味や関心
Kolb の経験学習理論
様々な学習スタイル
自分の学習スタイルの見つけ方
• 学習スタイル分析ツールを使いましょう
質問表について①
• あなたの学習スタイルのクセをタイプ分けします
 
http://rci.nanzan-u.ac.jp/ninkan/publish/item/%E5%AD%A6%E7%BF%92%E3%81%A8%E
5%95%8F%E9%A1%8C%E8%A7%A3%E6%B1%BA%EF%BC%88%E6%B4%A5%E6%9
D%91%E4%BF%8A%E5%85%85%EF%BC%89.pdf
 

• 質問用紙を埋めてください
–深く悩まず直感的に選ぶ。
–各行ごとに、合う順で 3 4 1 2

4・3・2・1と記入。
–最後に集計欄に
合計点を記入。
インベントリーの説明②
• 集計欄の点数を
プロットして下さい

• 一番突出している
項目があなたの
学習スタイルです
 ● CE :『経験』好き
• 強み
柔軟で開放的
手を出すことに躊躇しない
新しい状況に遭遇するのが好き

• 弱み
考えなしに行動してしまい、不必要なリスクを冒す
十分な準備なしに行動を起こしてしまう
物事の地固めや実効のあるものにする作業にうんざり
●RO :『振り返り』好き
• 強み
思慮深い
一貫してきっちりしている
他人の話をよく聞き情報を収集

• 弱み
直接手を出すことを差し控えがち
決心して結論を出すのが遅い
自己主張が弱く、愛想が悪かったり、しゃべらない
●AC :『理論』好き
• 強み
理論的に筋道だっていて客観的
原則にのっとったアプローチ
自ら問題を探索することが上手

• 弱み
不確実性や無秩序、あいまいさに耐性が低い
習慣的、直感的なものが耐えがたい
「するべきだ、やって当然、しなくてはならない」だらけ
●AE :『実験』好き
• 強み
何でも実践の中で試してみる
地に足がついていて実際的
ビジネスライクで要点を得ている

• 弱み
役立たないものは排除しがち
理論や原則に無関心で、てっとり早い「解決法」に飛びつく
人の感情より、課題の達成を優先しがち
● 『経験』好き
• グループディスカッション
• グループワーク

• 症例ベースの具体的な例
• 偉人や指導医の自伝

• 問題解決的な映画、ビデオ
• 教育的なゲーム活動

• エクササイズ
● 『振り返り』好き
• 日誌や活動記録をつける
• 内省的レポートや感想文

• 雑談
• ブレインストーム

• ディスカッション
• 振り返りや思考を促す質問(をしてくれる指導医)
● 『理論』好き
• 講義
• レポート
• 読書課題

• 気の利いた喩え
• モデル・理論構築

• ケーススタディ
 (事例情報から、奥にある病態をあぶり出す)
● 『実験』好き
• プロジェクト学習
• 体験型の実習
 (クリニカルクラークシップ、
 フィールドワーク)

• ケーススタディ
 (実際の症例を題材にしたものがよい)
• シュミレーションゲーム
 
4つのタイプの相性
• 「反対側のタイプ」の人間同士
反対側が得意なことは、自分が苦手なこと
 →相手を低く評価するか、過剰に理想化してしまう。
良かれと思って自分のやり方を教えると裏目に出る

• 「隣のタイプ」の人間同士
互いを理解し、長所を生かし合い、短所を補いあえる
お互いの学習スタイルの幅を広げられる( Kolb が回る)

• サイクルを回すために
現状で困っていなければ「自分の得意な道」を進むのが最善
壁にぶつかったら、反対でなく隣のタイプに相談しよう
研修していれば「経験」は十分にあるので、困ったら「知識」を
学ぶ前に、自分の得て不得手を「振り返る」のが鉄則

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