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府川先生

英語学研究
11/12

英語学研究ノート
動名詞の意味上の主語(目的格と所有格の違い)
(1)I don’t mind{ you / *your} smoking, but I don’t allow your brother to smoke.
He’s only ten.

(2)I don’t mind {?you / your} smoking, but cut the dirty language.
(1)では you を強調していて、全体が名詞的になっていないのに対し、(2)では your smoking
を強調していると考える。
統語的には(1)you の方が取り出しやすく、(2)your smoking の方が island construction になっ
ており、取り出しにくい。

動詞の直後の位置は動詞の直接の影響を受ける。
I walked the street→道全体を歩かなければいいんだよ。
I walked along the street.道の一部でも良い。

行為連鎖による意味構造
ACT:非能格動詞→意図的・生理的な行為活動
ACT ON:物理的精神的な働きかけ
STATE 行為や活動の結果モノが変化してある状態になる
[ACTOR][ACT ON] [goal PATIENT STATE]
S V O A
Break the door.
Patient は broken になる。

I burned the dead leaves 意味的には結果構文(leaves = burnt)になる。


英語では結果構文が発達する。

She pounded the meat flat


*She pounded on the meat flat.
On をつけることで間接的な影響を及ぼすことが示唆される。
それゆえ flat という結果をもたらすことはできないと考える。
He kicked (*at) the door open.
Break や grow が at や on をとれないのは動詞の意味構造自体に直接的な影響を及ぼすこと
になってしまうから。
府川先生
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[D]
[S The joggers] [V ran] [O the pavement] [A thin]
自動詞なのに他動詞として拡張される。 The pavement は場所なのに目的語となる。
我々の経験的基盤に乗っ取りそのような状況を想定可能であると考えればそのような拡張
がなされる。

2010/11/19 P6~
典型的な受動文は物理的な影響→特徴づけ
ただし影響性にも程度がある。
物理的影響→心理的影響→抽象的な存在物
派生的には心理的な影響抽象的な存在物についても影響
John was hit by Tom.
物理的な影響を被るかはわからない。
John was knocked out by Tom.
Out は結果

心理的影響
Your kindness was appreciated.
あなたの親切心(行為)は感謝される対象になっている。
物理的な行為活動はない。気持ちが向けられている。

他動詞結果構文
結果状態を内包している場合→結果構文ではない
John banged the door shut.
結果状態を含意していなくても動詞の中に内包している。→結果構文
I burned the dead leaves.
→ded leaves were burnt.になる。 (kick や knock なども含む)

Walk のような自動詞でも受動態になりうる。
This bridge has been walked under by generations of lovers.
物理的な影響を受けていなくても「恋人橋」とか呼ばれれば他と区別されるという影響を
受ける。

This bed has never been slept in.


このベッドには誰も寝たことがない。
府川先生
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No one has ever put a letter in this mailbox.


一度も投函されていないのであれば物理的な影響は被っていない。しかし、一度も投函さ
れていないのであれば役に立たない、などのほかの郵便受けと区別可能であるという特徴
づけをされうるだけの影響を被っている。

ビート(be to)たけしは業界人
ぎ…義務
ょ…予定
う…運命
か…可能
い…意図

他動性の強弱
a. I find that the chair is comfortable.
b. I find the chair to be comfortable.
c. I find the chair comfortable.
A では that 節が命題になり、that が the chair is comfortable をお堀のように囲っている。
that 節は間接的に find の影響を受けると考える。雑誌を見て良いと聞いた場合などは適切。

B では in between. 直接的でも、間接的でもどちらに解釈するかを聞き手に委ねている。
言わない方が良いという理由がある(前後の文脈、話し手の性格などから判断する)
消費者マガジン読んだのがばれたくない、椅子に座ったことを知られたくない、など。
C では chair と comfortable が一つのユニットを構成している。
直後にあるから the chair が影響を受ける。 直接座って良いと思った場合などに用いる。

When I looked in the files, I found {that she was a Mexican/? her to be a Mexican}.
File をみたということは間接性が高い。
I find {?that he is amusing / him to be amusing}, although everyone else thinks he’s a bore.
みんながそういっているのに反対しているのだから直接性が高い。

2010/11/26
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(4)a I saw that he was dead. →見ればそうだとわかる。


b I saw him dead.     →直接見た。

(7)I expect that you should be done by noon, = prediction=プレッシャーは非常に弱い。


…?so get on with it! (さっさとやってちょうだい=せかしている)
… ? if you don’t mind. (あなたに影響を与えている前提)
…..if everything goes on schedule.

(8)I expect you to be done by noon,(直接期待を寄せている、プレッシャーはやや高い)


A …. So get on with it!
B…. ?if you don’t mind. マイルドすぎる

(9) { I said to / ?*told} Baravelli that Flynose had won, but he was already out of earshot.
Tell は直接目的語を動詞の直後にとるので、影響を受けると考える。聞こえない範囲にい
た場合は直接影響を受けたとは捉えにくい。

(3) a*John shot the elephant, but he missed it.


b John shot at the elephant, {but he missed it/ and he hit it}.

(5) Mary won that game of chess last night [specific]→認知領域内で指差すことができる


Mary usually wins at chess [generic and non specific]
  →これからやるであろう、架空の試合だから直接影響を及ぼしえない。
Wins at that sort of chess その種の試合ならば at でも可能。

Sent 人 物
Sent 物 to 人

Recipient の意味は弱くなってきている?

単語を使い分ける→他の語との区別をする
単語を使い切る→語の中心から派生まで理解する

コア理論の主張
府川先生
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Take after と resemble の相違点


Resemble…血縁でなくてもよい。
Take after…血縁関係。元になる人の存在は普通先に生まれた年上

Mr. Smith resembles Mr. Brown in many respects.


? Mr. Smith takes after Mr. Brown in many respects.
Nancy takes after her mother in many respects.

天気予報では
Be going to の後 will になる。
明日の天気は going to 来週などは will の方が自然。

If の帰結の主節で be going to は使いづらい。


条件が真であるならという if において兆候はあらわれずらい。

To と for の違い
経路が含まれているかどうか。
Go は to を取るのに Depart / leave は for をとっても to を取らないのはなぜ?
出発する事は必ずしも到着を含意しない。

Take 人 to 場所

He went swimming in the river.


では経路よりも到着した先が焦点化されている。
入って水泳が行われる事が重要

Go には(視点を)離れる/進行する/ある場所へ向かうの3つの側面がある
Remember には入力/保持/想起の3つの側面がある。

Speak はとにかく音を出すことが焦点化
Talk は双方向のやりとり
Money talks 金が物をいうは相手との交渉が前提

Say は発話内容に注目(Say cheese.)


府川先生
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だから Say は二重目的語構文を取らず say something to 人を取る


Tell は情報の伝達に力点がおかれる
Tell だから tell 人、内容をとり、to を必要としない。

Arrive / reach/ get to


Reach 出発点から目標点までをカバーする
Arrive at/in~目標点に焦点化だから
Get to 手前に焦点がある

Get はある状態を獲得するという変化
→to locative<向かっているという状態>を手に入れる。

How can I get to the post office?


*How can I arrive at the post office?
郵便局まで行く途中まで来ているから過程がある。
Arrive at だと過程がボケてしまう。
出発点にいるなら How can I reach the post office?は OK

I see what you mean の what は疑問詞とも関係詞とも取れる。

Of と「の」の関係性
X の Y と言った時、二つの関連性の中から最も有意義な意味づけを行う。

The track in the street.


The track on the street.

道路に接している→走っている。レーンの中に入っていないと走れない。
               レーンに沿って走っている。
立方体として捉えている。→道の中と道の外という区切りを持っている。
             トラックは高さがある、ぶつかってしまうかもしれない。

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At 空間や面を問題にしない単なる場所として認識している。(田中)
  一点に絞り込んでいる(府川)
  *I met Mary at Japan.
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  日本は点として捉えるには広すぎて捉えられないからではないか。

He’s in my class
授業は始めと終わりがある。境界線がある。

He’s on the 8:45 train.


?* He’s in the 8:45 train.
電車は乗っていればたどり着けるという輸送機関としての機能を持っている。
その際屋根や壁の部分は捨象される。

The writing on the paper.

(1)You should keep [off the grass].


→*You should keep the grass off.
(2) You should [keep off] [alcohol].
→*You should keep alcohol off.

下の構文は Keep the room myself


Keep 物 predicate の構文(off は形容詞なのでは?)

Pick the pencil up.

John made wine out of grapes … 出てきたら wine だった


John made grapes into wine. … ブドウがワインにはいっていく。

I have sent the book to Mary, but she hasn’t received it yet.
I sent the book to Mary, but she hasn’t received it yet.
I wrote a letter to Mary, but she hasn’t received it yet.
*? I send Mary the book, but she hasn’t received it yet.

Have の構文
ある物事を自分の HAVE 空間に所有する。

I have apples.(目的語はもの)
I’ll have John bring his girlfriend to our party.(目的語は抽象化された事態)
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He had his hair cut.(髪を切ってもらう→経験的に典型的なコンテキスト)


使役・受益・被害などの意味づけは結果に過ぎない。
いきなり見知らぬ人に髪を切られちゃった。という場合は被害になる。

使役の Have / make / let の違い


Make は状態を作りだす→無理矢理にさせる
He made me stop smoking. 強制の程度は文によって決まる。
He made me happy.→Happy であれば文意として強制の度合いが少ない。

Let は許す→
Let me go 許されて 私の意志で行く

Get 強制はないけど、説得はある。
Get のみなぜ to を取るのか。
→そのような事態を獲得する。しかし to は方向、向かっていくので時間がかかる。
His wife got his husband to stop smoking.
説得行為というのがあり、彼が喫煙をやめるには時間がかかった。
Get someone to VP

Have…道徳的な責務を有している。
Have someone VP

進行形はもともと at+ING
John is at swimming. 後々に at が省略されて be+ING になった。
He is at work. (仕事中)
前置詞の後ろなので名詞の色合いが強い。

Like は to do をとり、dislike は to は取らず ing を取るのはなぜか。


To は方向、これから向かう先、そちらに向かうという気持ちがあるから like や plan,
wish ,want などポジティブな動詞に用いられやすい。
Dislike は嫌いという感情で、これは普通過去の経験からくるネガティブなイメージだから。
Need repairing 修理という行為を求めている。

What she wrote was a mystery.


府川先生
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(1) 彼女が書いたのはミステリー小説である。
(2) 彼女が何を書いたのか謎である。
疑問詞、関係詞、どちらともとれる。

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