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福山葦陽高校 ・僕は自分では知識があると思っていましたが,先生の話を聞いて正しい情報と間違った情報の
区別がつくようになったので良かったです。
・性病は知らなかったでは済まされないし,とても怖いものだと思ったので責任を持って行動し
性教育講演会を行いました
たいと思いました。
7月6日に白河産婦人科の安藤尚子先生を講師にお迎えして,1学年を対象に性教育講演会が ・するだけで病気にかかる。男子は気付かない。この男子は気付かないというのが本当に怖い。
行われました。妊娠・避妊・性感染症・運動やダイエットのし過ぎによる月経への影響など,参 ・感染症の恐ろしさと予防の大切さをよく知ることができた。また,女性用の避妊具があること
加された先生方に質問したり,
やりとりをされながら,理解しやすいお話をしてくださいました。 を初めて知った。知ることができて良かった。
~講演内容の一部を紹介します~ ・大人になり親になるがための知識を大分に理解できた。相手の人生を壊さないように細心の注
☆高校生は異性やセックスのことが気になって当然です! 意をしていきたい。
☆コンドームによる避妊は 100%ではありませんが性感染症の 【女子】
予防には重要。 ・男子だけが気を付けるのではなく,女子もきちんと確認することが大切だと分かりました。ま
①古いものは使ってはダメ た,生理痛がひどい時,受験など大事な行事があるときにも使えると分かりました。薬にあま
②性交の最初から最後までつけましょう りいいイメージを持っていなかったけど,いい面を知れて良かったです。
③日本製のものを使いましょう ・今日は,軽い気持ちで行ってしまうと自分だけではどうすることもできず解決できないような
☆低用量ピルが避妊には効果的。月経痛も緩和され,月経量も減ります。 大変なことになってしまうことが分かりました。また,講師の先生のお話も面白く楽しく聞く
☆男子の性感染症は症状がなく気付かないことが多い。女子に感染し不妊に繋がる。 ことができました。ありがとうございました。
☆もてる男子はボーイフレンドには不向きかもしれません。 ・中学の性教育講演会よりもリアルな話でびっくりしました。まったく知識がない訳ではなかっ
☆過度な運動はホルモンが減少し月経が止まる。骨粗しょう症を たけど,コンドームや膣外射精では避妊にはならないことを初めて知りました。また,ピルは
起こしたり,身長の伸びが止まることもあるので注意が必要。 避妊だけではなく月経にも効果があることを知りました。
・避妊をしないと,将来大変なことになるということが分かった。自分に十分な経済力や生活力
~生徒からは次のような感想が寄せられました~ がつくまで考える必要があることであると思った。自分は自分で守らなければいけないと思っ
【男子】 た。
・SEX をする時は正しくコンドームを使うことが大切であることが分かった。また,コンドーム ・浅はかな考えだけで,性行為に及んではいけないこと,自分の知識不足がよく分かりました。
を使うと感染症を予防できることが分かった。 「ピルとかコンドームとか買うのが恥ずかしいから」というプライドではなく,相手のことを
・今日の講演会で今までの半端な知識ではダメだという事が分かったので勉強できてよかったで 想って行動に移さなければならないことも理解できました。
す。 ・今回の性教育講演会では,避妊のことや,男女のからだのことなど,私が知らないことばかり
・中学で学ぶことのできない高校だからできた大人の授業で,改めて高校生になった責任感など 教えてくださいました。お互いに責任を持ち,確認し合うことが大切だということを肝に銘じ
を感じることのできた気がします。 て生活しようと思います。ありがとうございました。
・お互いの性のことをよく理解し,自分の立場をわきまえて行動していかなくてはいけないと思 ・生徒だけではなく(葦陽の)先生も参加しながら講演をしたことで,男性が気を付けること,
いました。また避妊することは,お互いにとって絶対的なマナーであるなと思いました。 女性が気を付けることなどを,より印象強く残りました。
・避妊についての知識を得るということは今後,自分が適切な行動選択をするために必要不可欠 ・性に関する正しい知識が,今後の自分の身体を守ることにつながる。
なもので,性について触れることは恥ずかしくない大事なことだと思った。 ・高校生になり少しずつ大人になっている中で,今の自分にとって,これからにとって,とても
・今日は主に避妊具の話を聞いて,改めて他人事ではないのだと思った。特に驚いた事は,コン 大切な話だなと思いました。避妊の話もしっかり聞いていて良かったと思えるような行動を今
ドームは 100%妊娠を防ぐことができるわけではないという事です。周りの人たちにも今日聞 後とりたいです。
~生徒からの質問に対する安藤先生の回答~
【男子からの質問】 【女子からの質問】
質問1 コンドームを何重にもして使ったら,強度が強くなるので 100%になるのではないです 質問1 ピルを使用しすぎるとどうなりますか?
か? 回答1 40 才までは使用できます。
回答1 100%には近づきますが 100%にはなりません。
質問2 ピルは錠剤ですか?どこに売っていますか?ピルで生理が少なくなると言われていまし
質問2 もし仮に感染症にかかっていたとしたら,どのように早期発見できますか? たが,体的に大丈夫なのですか?性感染症になったら治らないのですか?
回答2 症状が出にくいので早めに医療機関に行ってください。 回答2 産婦人科で処方します。性感染症は治療可能です。
質問7 どうやって性病にかかっているかがわかれば,かかっている人と,かかっていない人の
見分けがつくと思うので,分かりやすい見分け方がありますか? 「性」に関する悩みは,ネットや友だち同士のあいまいな情報で解決を図ることなく,必ず正し
回答7 まったくありません。だから怖いのです。感染していても症状がないうちに人に移して い知識を持った大人に相談してほしいと思います。学校では,保健室やスクールカウンセラーの
しまうのです。心配だと思ったら早めに受診を。 先生を訪ねてもいいですし,すべての先生が真剣に相談に乗ってくださるはずです。また,電話
相談等もありますので紹介しておきます。
質問8 男性ホルモン等が関係して骨粗しょう症等になる事はありませんか?
回答8 女性ホルモンが骨粗しょう症の予防になります。男性ホルモンは無関係です。