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第3章 モデル作成練習

(1)モデル1(model01)
ここでは製品モデルから中間形状を作成し、その後にストリップレイアウトを作成しま
す。
1.ダイレイアウトウイザード
  新ダイレイアウトウィザードからストリップアセンブリを作成しま
す。
ダイレイアウトウィザード

2.ガイドメニュー
  ダイレイアウトで使用するガイドメニューの構成

3.成形形状
  製品モデルから中間形状を作成します。
成形形状 - 追加

4.スキンの作成
  厚みのある製品モデルから厚みのない状態にします。
スキン

5.絞り展開1
  製品スキンから最終形状に展開します。円当面のみです。
絞り展開

6.曲げ
  展開形状から90度曲げを行います。
曲げ

7.曲げ展開1
  製品形状スキンから45度展開曲げを行います。
曲げ展開

8.曲げ展開2
曲げ展開で平坦にします。
曲げ展開

9.絞り展開2
絞り展開機能で最終形状ワイヤーを作成します。
絞り展開

10.新規成形形状の追加
  外部から中間形状を読み込みます。
成形形状 - 追加 - ファイルを開く

3-1-1
11.ネスティング
  パーツの配置を検討します。
ネスティング - 異なる2パーツ

12.ストリップ寸法
  板金上のレイアウトを行います。
ストリップ寸法

13.パンチ/トリム
  パンチ、トリムを定義します。
キャリアスケッチャ パンチ/トリム曲線 パンチ

14.他のパンチの作成
  パンチを追加します。
キャリアスケッチャ パンチ/トリム曲線 パンチ

15.順送コピー
  中間形状から一部の要素を板金上にコピーします。
順送コピー

16.成形形状追加(ストリップレイアウト)
  中間形状を板金上に配置します。
成形形状 - 追加
  

3-1-2
順送プレス型セットアップウィザード
順送プレス型セットアップウィザードでは、適切なパラメータの定義を行う際に、プロン
プト表示によって、プレス型ドキュメントのセットアップを支援してくれます。
順送プレス型セットアップウィザード アイコン

を選択して、順送プレス型セットアアプウィザードに入ります。

     

ファイルを開くアイコンをクリックして最初の Master.ELT ファイルを読み込みます。

        

3-1-3
プレス型設計アプリケーションは、2 つの異なる成形形状まで扱うことができます。第2パーツ
は異なるパーツとして考慮されます。
ファイル読み込みアイコン   で他のフォーマットで読み込むこともできます。( DXF、IGES
等)

2番目のファイルを開くアイコンを選択して、2番目のELT ドキュメントを選択します。

Mirror.elt を読み込みます。

3-1-4
アセンブリドキュメント名は、自動的に作成されます。
必要ならば、
名前を変更することが
出来ます。アセンブリは現在のパスに作成されます。

「新規フォルダ作成」チェックボックスをチェックして、
ダイレイアウトアセンブリの新
規フォルダを作成します。「マスタをフォルダ
へコピー」チェックボックスが有効になり
ます。
下に示すように、「マスタをフォルダへコピー」チェックボックスをチェックします。
OK をクリックします。

「マスタをフォルダへコピー」:このオプションで、
アセンブリファイルと同じ位置にマ
スターファイルをコピーすることができます。フォルダ管理する環境を設定するためのオ
プションステップです。

(ダイデザインでは沢山のファイルを使用します。
出来るだけ一つのフォルダで管理する
事をお勧めします)

3-1-5
ダイレイアウトアセンブリは、自動的にメインサブアセンブリとして読込まれます。
(ストリップ _Master )は サブアセンブリを意味します。

ダイレイアウトは次の3つの部分で構成されています。

1.ストリップはさらに3つの部分で

3-1-6
a ストリップパーツ
ストリップパーツは、ストリップ自身、パンチ、順送コピー, パンチ / トリム ,
複合曲線 , ミラーコピー , などのすべてのストリップ操作を含みます。
パンチとストリップは、パーツに含まれるオブジェクトで、 関連する操作を通して編集さ
れます。
(ストリップ寸法 , 関連する 複合曲線 またはパンチ / トリム操作)

3-1-7
b . 成形形状(ストリップに追加したもの)
ストリップに追加されたすべての成形形状は、ストリップアプリケーションに含まれます。

配置された形状は、元の作成された成形形状の参照です。

3-1-8
c. ブランク(ストリップに含まれる)
ブランクは、ネスティングの入力として使用される輪郭です。
ストリップのブランクの数は、

トリップ寸法 操作で決定されます。(順送の数を意味します。)

3-1-9
2.第一成形形状

3.第二成形形状

2 つの異なる成形形状パーツを設定することができます。 (1つのパーツを選択すると、ア
センブリは成形形状の1つのセットのみ含みます。)
各成形形状アセンブリ(第 1 成形形状 または 第 2 成形形状)は、ストリップのステーシ
ョンとして、作成され、配置されるすべての中間形状を含みます。

3-1-10
ガイドメニュー
ダイレイアウトには以下の2種類のメニューがあります。用途に応じて切り替えて下さい。

プレス型工程設計                     ストリップ設計

注意:
名称は同じですが、
機能は違います。

3-1-11
1. 成形形状
成形形状を定義する最初のステージは、成形座標系の定義です。

1.成形座標系は、成形形状パーツの"メイン"座標系(作業座標系)です。成形形状アセン
ブリのパーツの位置は、この座標系に従って、定義されます。
2. ストリップアセンブリの接続は、ストリップ座標系(あるステーション)と 成形形状
パーツ成形座標系間で行われます。
3. 成形座標系は、ストリップ座標系上にあるので、キャリアの Z=0 になります。高さを変
更しない面上に成形座標系の定義をします。(これは、成形形状の Z レベル 0 になりま
す。)変更される他の面の参照平面として使用されます。(曲げ、絞り展開などで使用)。
成形座標系として定義する座標系を作成します。
Master パーツを有効にします。

ワイヤーフレーム

参照要素

座標系ジオメトリによる

右図3点を指定しま
す。

(板内あるいは板外の基準となるところに座標系を作成しています)

3-1-12
Mirror パーツを有効化 
第 2 成形形状(2nd Forming Shape)の下で、同じプロセスを繰り返します。

プレス型設計

成形座標系

作成した座標系2つを一度に矩形選択
します。

OK

上面ビュー

(右図のようになれば OK です)

これからのステージでストリップに配置される予定の成形形状(中間形状)を
作成していきます。
成形形状すべてを必ずしもストリップで使用する必要はありません。

ストリップに配置しない参考としての成形形状を作成しても問題ありません。

3-1-13
成形形状を追加します。
成形形状

追加

パーツ(1)

成形形状追加の 3 つのオプショを次のように使用することが出来ます。:
1. ファイルを開く アイコンをクリックして、他のELT ファイルを開きます。
2. ファイル読込み アイコンをクリックして、 ファイルをDIから直接読込みます。
3. 新規追加チェックボックス をクリックして、新規の空パーツを追加します

終了(②ボタン)をクリックあるいは
OKボタンをクリックします。

3-1-14
コピーパーツインポート

コピーパーツインポートオプシ
ョンを選択することによって、

ステムは新しいパーツを作成し、
Masterを読込み、
関係を解
除します。

コピーパーツオプションは、名前
を付けて保存のようにMast
erパーツのコピーを作成しま
す。Masterパーツとの関連
が無くなりますが、パーツの履歴
は残ります。

3-1-15
配置ボタンを押して、
必要なら
ばパーツがどのように配置さ
れるかを確認します。

パーツを最初の位置に配置し
ます。
成形順送値は、2 つのパーツ間
の表示距離を決定します。

成形順送= 75.000

OK   

中間形状間の距離であり、見た目の位置です。
ストリップの順送距離と
は違います。

Master#1 が有効になります。

3-1-16
スキン
パーツまたはモデルの外側の面。スキンオプションを使用して、後の操作で解析を行うこ
とができます。
    ダイスキン
 

有効なパーツの全ての面が選択されます。

図のように基準になる面を選択します。

今回の場合、板内基準で
成形座標系を作成し
ています。従って選択す
る基準面は内側にな
ります。

OK゙
 

3-1-17
スキンされたオブジェクトのシャープコーナー(自由稜線)上の面に角処理(丸め)を追
加することができます。
赤い矩形でマークされた領域は、シャープコーナーがあります。
ここで、面角処理オプションを使用して、これらのコーナーを丸めます。



角丸め

矩形選択

② <終了>

3-1-18
寸法を入力します。

全体半径値= 0.5000

上部2つのコーナー
をクリックそれぞれ
1.000
OK

3-1-19
絞り展開1
 絞り展開オプションは、指定 3D モデルから平坦面形状を作成します。(平坦と円筒面)
モデルの平坦成形形状は、プレス型ストリップの最初の成形形状の1つです。
プレス型成形形状の作成順序は非常にフレキシブルです。最終パーツ(左側の)で開始
し、最初の成形形状を右側に作成し、左から右に継続します。又は反対の順番でも可能で
す。
ここで新規パーツを追加して、絞り展開し、モデルのフラット形状を作成します。

絞り展開

デフォルトオプション 新規パーツの作成が表示
されます。(このオプションは新しい成形形状を
追加して、1つの操作でモデルを展開します)

1
スキン成形形状を選択します
(1)(Master#1)
② <終了>

3-1-20
K 係数
K 係数は、中間面(伸び縮みしない面)を決定します。
中間面(シート)の長さは、
絞り展開
モデルの長さです。 ( 平坦面の意味 )

3-1-21
板厚= 2.0000
全体 K 係数= 0.5
ワイヤーと面作成
ファイル名=絞り展開

円筒面は黄色で表示されます。マウスをこれらの面上に移動します。
元の半径と中間平面半径に関する情報が次のように表示されます。

3-1-22
必要な面をクリックし、次のように異なるK 係数 値を適用することによって、
一部の K 係数 を変更することができます。

フィーチャガイドから、最初のオプションメニューの「転送する追加面の指定」を選択し
て、絞り展開しないが新しい位置に転送する面を追加します。(属する島に従って)

くぼみの面を選択します。
(矩形による オプションを使用)

OK

3-1-23
このモデルではいったん最終形状を作成して、その後、途中形状を作っていきます。

3-1-24
曲げ
  軸を指定して指定角度によって、オブジェクトを曲げます。
新しい成形形状を追加します。

成形形状

成形形状の追加 1

形状(1)

ファイル名:Bend

OK

パーツを再配置して、絞り展開 パーツの前に配置します。

成形形状間の距離が小さ過ぎるので、下に示すように114 に広げます。(成形
形状パーツの位置
を広げるだけです)

OK

3-1-25
プレス型設計ガイドから、曲げ アイコンを選択します。

 曲げ

形状<1>

② <終了>

中間平面<2>
↓ 3
曲げ直線<3>

板厚= 2.0000
K 係数= 0.5
角度= 90
曲げ半径= 2.5

3-1-26
プレビュー ボタン

必要ならば、矢印の方向を
変更して、正確な曲げ方向に
切り替えます。

システムは、選択された固定中間面を参照して、
自動的に直線軸の回りを曲げるオ
プション面を検出します。

他の羽を指定解除し、オプション面のパーツ上の一部のみの曲げを実行する
には、最初のオプションステージを選択します。

3-1-27
部分的に曲げを実行したい面上の点を指定します。

端点<1>

プレビュー

OK

3-1-28
曲げ展開1
 プレスパーツの指定領域を平坦領域または角度(平坦面に参照)領域に曲げ展開(絞り
展開)します。

成形形状

成形形状の追加

形状(1)

ファイル名: Unbend
  OK

スキンパーツの後ろにあ配置された事を確認します。

 OK

3-1-29
プレス型設計ガイドから、曲げ展開アイコンを選択します。

曲げ展開

平坦面 (1)

円筒面 (2)

終了<②>

曲げ展開される外側面が自動的に選択されます。
次のパラメータを設定します。

板厚= 2.0000
K 係数による
K 係数= 0.5
角度による
角度= 45
半径固定 - 中心固定

プレビュー

矢印の方向は曲げ方向ではなく板圧のある方向で
適用 す。矢印の方向を間違えると板が伸びる量と縮む量
が間違って計算されてしまいます。

3-1-30
半径固定-中心固定
元の円筒面の中心は同じで、 円筒面の新規長さ(L1)は、角度(30)によって、決定されます。
円筒面の残りの領域は、円筒面に接するように平坦にされます。

曲げ展開前                   曲げ展開後

3-1-31
他の側に同じ操作を繰り返します。この場合、半径固定 ・中心移動 オプションを使用
します。

平坦面 (1)

円筒面 (2)

終了<②>

2
板厚= 2.0000
K 係数による
K 係数= 0.5
角度による
角度= 45
半径固定 - 中心移動

プレビュー

OK

3-1-32
半径固定-中心移動
新しい円弧長さ(L1)は、定義された角度に従って、計算されます。円筒(L2)面の残
りの領域が展開されます。円弧の中心は、L2の増分値によって、移動されます。

曲げ展開前                   曲げ展開後

機能を学ぶ為に違うオプションを使っています。どちらを使うかはあくまでも設計者
次第です。

3-1-33
2. 曲げ展開2
 新しい成形形状を追加します。Unbend1 と名前付けします。

成形形状

成形形状の追加

形状(1)

ファイル名: Unbend1
  OK

OK

3-1-34
曲げ展開
1
平坦面 (1)

円筒面 (2)

終了<②>

板厚= 2.0000
K 係数による
K 係数= 0.5
平面

適用

3-1-35
他の円筒面を曲げ展開します。

参照面 (1)

円筒面 (2)

終了<②> 1

OK

3-1-36
3. 絞り展開2 (全曲げ展開)
 ここで、3D モデルのフラットパターン結果を作成して、最終パーツの初期形状としてストリップ
に配置します。この例では、パーツは平面と円筒面で構成されています。このような場合、
ブランク 操作を使用するより、絞り展開 操作を使用する事ができます。
絞り展開 アイコンを使用して、新規絞り展開成形形状を追加します。

絞り展開


参照面(1) 1

終了<②>

2 番目のスキンパーツ

板厚= 2.0000
全体 K 係数 =0.5
ワイヤー作成
ファイル名=絞り展開
円中心線-なし
OK

3-1-37
プレス型設計ガイドから、成形形状 アイコンを選択して、再配置します。
 
成形形状

成形形状の再配置

絞 り 展 開 #1 を 選 択
(1)

最も右に移動 1

OK

   OK

3-1-38
4. 新規成形形状の追加
通常はミラー形状から同様の手順で作成していくか、ミラーコピーしますが、ここでは別に作成し
た既存形状を読み込んでみます。

成形形状

成形形状の追加

ファイルを開く

1_mirror skin.elt
を選択し、
選択

OK

矢印キーを使用してミラーパーツの右側に配置します。

   OK

3-1-39
下に示す順番でファイルを追加します。
 

成形形状

成形形状の追加

ファイルを開く

2_mirror 曲げ展開.elt→選択→OK→適用

3_ mirror 曲げ展開.elt→選択→OK→適用

4_mirror 曲げ.elt→選択→OK→適用

5_Mirror_絞り展開.elt→選択→OK→適用

6_miror_ブランク.elt→選択→OK→OK

今配置した 1_mirror skin と mirror 間の距離を測定してみます。


距離が 110 になっている場合があります。(設定値は114 です)基準座標が間違
っている為です。

3-1-40
基準座標が違っている場合は座標系を作成し、成形座標系を選択し直します。
1_mirror skin.elt を有効化して座標系を作成します。

ツリー上 1_mirror skin で 3


マウス③ボタン
コンポーネント有効化

ワイヤーフレーム

参照要素

座標系

座標系ジオメトリによる

(1,2,3) 1
OK 2

成形座標系

座標系(4)
OK

同様に下記全てのパーツでも距離を確認して、
ずれている場
合は同じ手順で成形座標系を定義して下さい。
2_mirror 曲げ展開

3_ mirror 曲げ展開

4_mirror 曲げ

5_Mirror_ 絞り展開

6_miror_ ブランク

3-1-41
5. ネスティング
ストリップレイアウトを作成していきます。

ストリップに切替

ブランク形状はストリップに移動され、レイアウト仕様で配置されます。
最も効果的な方法でブランクを配列することによって、ストリップの構成を制御します。
ストリップ設計ガイド から、ネスティングアイコンを選択して、それから下に示されるように、
異なる2パーツ オプションを選択します。

ネスティング

異なる2パーツ

6 _mirror_ フ ゙ ラ ン ク
(1)

絞り展開#1(2) 1

ヒント:この時点で「自己交差しています」と表示される場合があります。
形状によっては絞り展開の解析計算によって作成された曲線がスムーズでない場合が
ある為です。
その時には曲線を複合曲線等で再作成する必要があります。

3-1-42
ネスティングのパラメータを定義します。これには、方向と距離があります。

最小距離= 3.000

水平シフト= 46.000

パラメータを変更した結果どのように変わったのか確認します。

3-1-43
列1の回転= 270
列2の回転= 270
パラメータを拡張

パラメータを拡張すると、ブランク面積、スクラップ面積を確認する事が出来ます。
数値変更をいろいろと試してみて最終的に次の設定値にして下さい。

列1の回転= 270
列2の回転= 270
ストリップ幅= 232.000
水平シフト= 0.000
順送= 80.000
OK

3-1-44
6. ストリップ寸法
ストリップ寸法を定義します。

ストリップ寸法

ストリップ幅= 238.000
開始マージン= 20.000
順送数= 8
ステーション ( 行 1) = 5 か

ステーション ( 行 2) = 5 か

OK

3-1-45
ストリップアセンブリの構造は次の通りです。:

ストリップパーツ : ( Strip Part )


メタルシートを表現するストリップ。ストリップ寸法 ステージを完了した後、 スト
リップ(矩形スキン)面はストリップパーツに作成されます。
ストリップは、ストリップ寸法 オプションを通して、編集できます。
ストリップは、すべてのパンチ / トリム , 順送コピー 操作と複合曲線、スケッチ
ャ、角処理などのワイヤー操作を含みます。 これらの操作は、
自動的にストリップパ
ーツの下に作成されます。

ネスティングステージを完了した後、ブランクパーツは参照として ストリップ サ
ブアセンブリに追加されます。

3-1-46
7. パンチ/トリム
次のステップで、パンチ / トリム 機能を使用して、指定ステーションまたはいくつかのステーション
でストリップをトリムします。加えて、トリム操作で、パンチ属性を追加します。パンチは、ストリップ
の実際の切り取りをシミュレーションするために、指定ステーションまたはいくつかのステーション
(1つの操作で)でストリップパーツをトリムします。
ダイセットを自動使用するために指定属性でパンチ (トリムに加えて)を作成します。
閉じた 2D ワイヤー(スケッチ、複合曲線またはワイヤーボディ)を選択して、1つの操作で単独ス
テーションまたはいくつかのステーションでストリップをトリム / パンチ します。

キャリアとは、ステーションに沿ってトリムされずに残っているシートのパーツです。このパーツは 、
ステーションの最終形状までブランクを運びます

キャリアスケッチャ
通常のスケッチャで曲線を作成していくと、後で関連を探すのが困難になる事があります。そこで
E10 からキャリアスケッチャが追加されました。キャリアスケッチャで作成された要素はフィーチャーツリーに
表示されず、かつ履歴の最初に追加されます。これによって、後でスケッチを変更しても追従性
が良くなっています。

キャリアスケッチャ キャリアスケチャは最初のステージのみで作成可能です。後のステ
ージの輪郭を使う場合には通常のスケッチャが使用出来ま
す。
スケチャーツール

自動参照許可

参照追加で
中点を追加する

右図のスケッチ作成

OK

ストリップ幅= 238.000
スケチャ終了後、複数の曲線になっている事を確認して下さい。
開始マージン= 20.000
上部マージン= 3.000 ストリップ寸法
下部マージン= 3.000
順送数= 8
ステーション ( 行 1) = 5 か

ステーション ( 行 2) = 5 か

3-1-47
OK
パイロットパンチを作成します。

パンチ

輪郭(1)

OK

3-1-48
さらにパンチを作成する為に再びキャリアスケッチャを開きます
下図のように3つの直線を追加します。

キャリアスケッチャ

直線(1,2,3)

OK

3-1-49
パンチ/トリム 曲線 - 2D-1 点指示

パンチ / トリム曲線

領域(1)

複合曲線の修正

全体半径 =1.000

OK

3-1-50
パンチを作成します。

パンチ

(既に曲線が選ば
れているので)

OK

3-1-51
他の側に同じように輪郭を作成して、パンチで同じ操作を繰り返します。しかし、今回は、
パンチを 3 番目のステーションに移動します。(スケッチのステーションの後の1つ)

パンチ / トリム曲線
領域(1)

複合曲線の修正

全体半径 =1.000

OK

パンチ

輪郭(2)

OK

3-1-52
8. 他のパンチの作成
キャリアスケッチャに直線を追加して他のパンチを作成します。

キャリアスケッチャ

直線(1,2,3)

OK
1

パンチ / トリム曲線
領域(4、5)

3-1-53
下の部分を拡大し、2つの領域をクリックして複合曲線に追加します。

領域(1、2)

複合曲線の修正

全体半径 =1.000

OK

3-1-54
パンチ

輪郭(1)

OK

3-1-55
複合曲線をミラーコピーして反対側のパンチを作成します。

最後の曲線を表示

ワイヤーミラー

輪郭 (1)
終了<②>

3-1-56
ミラー平面作成。

ワイヤーフレーム

平面

平面定義

点(1,2)

OK
1
OK

パンチ

輪郭(3)

輪郭(4)

OK

3 4

3-1-57
9. 順送コピー
スキン成形形状のくぼみ面を選択してコピーします。

順送コピー

面フィルターオン

面(1)

終了<2>

最初の表示をマークしない
第1列
順送によるコピー
番号=4
ストリップトリムあり
輪郭(2)

OK

3-1-58
「最初の表示をマークしない」オプションは、コピーされた形状にパンチの色をつけません。
パンチを作成するには、このオプションを切り替えます。

第2列でも同様の操作を行います

3-1-59
キャリアスケッチャにさらに直線を追加して他のパンチを作成します。

キャリアスケッチャ

(直線1からインジケ
ータが出ているとき
に)
直線(2)

直線(3)

OK

パンチ / トリム曲線

領域(4)

3-1-60
半径(1 mm x4カ所)を追加します。

複合曲線の修正

点(1,2,3 , 4)
半径= 1.000
1
全体半径= 0.000

OK 4

曲線

ワイヤーミラー

② <終了>

平面(4)

OK

3-1-61
パンチを作成します。

パンチ

輪郭(1,2)

適用


1

輪郭(3,4)

OK

3-1-62
今作成したパンチは2番目のステージでは隣のパンチと干渉してしまうので、4 番目に変更します。

ツリー上で最後に作成されたパンチを右クリックしてポップアップメニューを表示
させフィーチャ編集を選択します。

フィーチャ編集

輪郭(1)

OK

3-1-63
残りの6カ所にパンチを作成します。まとめて選択する事が可能です。
後で個別に編集する事も出来ます。

パンチ

複数選択

輪郭 (1,2,3,
4,5,6)

② <終了>

OK

3-1-64
10. 成形形状追加(ストリップレイアウト)
成形形状をストリップパーツ上に配置します。

形状の輪郭を非表示にします。
必要のない座標系も座標系マネージャーで非表示にします。
ワイヤーミラーで使用した参照平面を非表示にします。

ストリップメニューの成形形状-追加を使用して下さい。
成形メニューにも成形形状-成形形状の追加が
ありますので、間違わないようにして下さい。

成形形状

追加

3-1-65
成形形状を指定して配置するステーションを指示します。

成形形状(1)

ステーション(2)

適用

3-1-66
右側から3番目の成形形状を追加して、次のステーションに配置します。

成形形状(1)

ステーション(2)

適用 1

4番目と5番目の成形形状を追加します。

成形形状(3) 5 3
ステーション(4)

適用
成形形状(5)

ステーション(6)

OK

4 6

3-1-67
5番目の成形形状は、現在のストリップの最後のステージに配置されています。ゆえにス
テージ数が足りない事が分かります。ストリップの順送の数を増やします。

ストリップ寸法

順送数=11

OK

成形形状の残りを配置します。
スキンパーツ(最後の形状)を2回配置します。
反対側も同様の手順で配置します。

3-1-68
セパレート用のパンチを作成します。キャリアスケッチャの線を非表示した場合には表示させます。
形状の輪郭も表示させます。

パンチ / トリム曲線

領域 (1,2)

OK

1 2

パンチ

輪郭 (3)

OK

3-1-69
3-1-70

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