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(1)モデル2(model02)

ここではモデルから中間形状を作成し、その後にストリップレイアウトを作成します。
1.ダイレイアウトウイザード
  新しいストリップデザインアセンブリを作成します。
ダイレイアウトウィザード

2.成形座標系
  成形形状の基準となる座標系を定義します。
成形座標系

3.スキンパーツの作成
  厚みの無いパーツを作成と角処理を行います。
ダイスキン

4.予備設計
  見積もりの為の解析を行います。

5.ネスティング
  見積もりの為のネスティングを行います。
ネスティング

6.穴埋め
  成形形状を追加して穴を埋めます。
クローズドギャップ

7.ローカルブランク
  部分的に平面展開し、成形座標系を再定義します。
ローカルブランク

8.曲げ展開とローカルブランク
一部を曲げ展開、他の一部をローカルブランクで平坦にします。
曲げ展開 ローカルブランク

9.ブランク
   全ての要素を平面展開します。
   ブランク

10.新規追加によるブランクのワイヤーのみ
  成形形状追加を新規追加機能で行います。
参照による読み込み 円弧と直線に近似

11.2番目の成形形状の追加
  2番目の形状をミラーして作成します。
第2成形形状の列追加

3-2-1
12.ストリップ
  シートの設計を行います。
ネスティング ストリップ寸法

13.パンチ輪郭用スケッチの作成
  キャリアスケッチャでキャリアを設計します。
キャリアスケッチャ

14.パンチ輪郭の作成
  スケッチからソリッド形状を削除します。
パンチ パンチ/トリム曲線

15.パンチ輪郭の修正
  パンチ輪郭にマッチング処理を行います。
クッキー

16.ワイヤーミラーとパンチの作成
  輪郭をミラーコピーします。

17.順送コピー
  中間形状の一部をストリップにコピーします。

18.パンチの編集
  パンチ位置を変更します。

19.成形形状の配置
  中間形状を成形からストリップに配置します。

20.成形形状の再配置
  ソ配置済みの成形形状の位置を後から変更します。
成形形状-再配置

21.最終形状の切り離し輪郭
  製品をキャリアから切り離す為の輪郭を作成します。

22.切り離し
  製品をキャリアから切り離します。

23.ダイ圧力
  ダイ圧力を計算させます。

24.補足
  単体での圧力参考値です。

3-2-2
順送プレス型セットアップウィザード
順送プレス型セットアップウィザードでは、適切なパラメータの定義を行う際に、プロン
プト表示によって、プレス型ドキュメントのセットアップを支援してくれます。

順送プレス型セットアップウィザード

ファイルを開く

Model(ダブルクリック)

順送プレス型セットアップウイザードでは、2 つの異なる成形形状まで扱うこと
ができます。第2ドキュメントは異なるパーツを設定出来ます。
ファイルを開くアイコンをクリックして最初の Model.ELT ファイルを読み込みます。

3-2-3
マスターファイルをフォルダにコピーする設定にしておきます。
新規フォルダ作成にチェック
マスタをフォルダへコピーにチェック

マスターをフォルダへコピー :プロジェクトのすべてのファイルは指定した同じフォル
ダに収められます。( 元のファイルは上書きされません。)

OKボタンをクリックします。

3-2-4
プレス型セットアップで初期値を設定します。

セットアップ

ストリップレイアウトタブをクリック

材質= SPCC

最小距離=2.

上部 / 下部マージン=10.

SPCC  : 冷間圧延鋼板
HSLA  : 自動車用ハイテン材

ここで、板厚、K 係数などのさまざまなパラメ
ータのこのファイルに対する初期値を定義す
ることができます。(後で個々に変更する事も
可能です)
新しいプレス型作業でのデフォルトパラメー
タとして値を設定するには、 初期値として保存
アイコンを押します。

OKボタンをクリックします。

3-2-5
1. 成形座標系
ここからはストリップに含まれるさまざまな成形形状を作成していきます。
成形形状は主に曲げ、絞り展開や曲げ展開操作を使用して変更されたマスターパーツの
コピーになります。

ワイヤーフレーム

参照要素

座標系 平面に直交

成形座標系 : 成形座標系はストリップ座標系にあり、キャリアのZ=0 であることから、


その高さの変わらない面の座標を定義します。( これは成形形状の Z 0 レベルとなりま
す。) 変更される他の面の参照面として使用します。( 曲げ、絞り展開など)

このモデルは板内基準なので座標系 Z0 を
モデルの裏側にします。

3-2-6
平坦面 (1)

紫矢印 (2)(上向 2
き)

円中心 (3)

回転パラメータの設定

Z 軸=90

OK

プレビューされた座標系の向
きが下図の向きになります。

3-2-7
成形座標系

座標系 (1)

OK

※ 注意:成形形状を移動する時には必ず成形座標系を使用して下さい。
ジオメトリ移動コマンドは使用しないで下さい。
移動コマンドを使用しますと、編集作業でモデルが思わぬところへ移動し
てしまう場合があります。


上面ビュー ( 2 )

成形形状の移動はモデルに
よっては後になる程、行うの
が困難になる場合がありま
すので、この時点で成形座標
系の位置を出来る限り確定
して下さい。

この向きになればOK!

3-2-8
2. スキンパーツの作成
スキンパーツを作成します。

成形形状

成形形状の追加

モデル(1)

ファイル名  Skin

OK

成形順送= 180.00

OK

この段階ではストリップに配置しようとする成形形状を作成していきます。
これは計画段階であり、ストリップの中で全ての成形形状を使用するわけではあり
ません。

コピーパーツ:全てのフィーチャを維持して、異なるパーツとして保存します。
     (名前を付けて保存と同じ)異なるパーツとなる為、
      元の形状に修正を加えても影響しなくなります。

コピーパーツインポート:フィーチャなしで元の elt ファイルからパーツを読み込み、


      関係付けを解除します。(後で関係付けして更新する事も出来ます)

3-2-9
ダイスキン

板内基準面 (1)

OK

このスキン形状はプレス型ストリップの最終パーツと考えられます。
板厚分の面オフセットは後でパンチを作成する段階で作成します。

3-2-10
角を丸める為、面角処理機能を使用します。
この機能で、スキンオブジェクトの尖ったコーナー(自由端)に角丸め(面取り)を追加出来ます。

プレス型工程設計ガイド



角丸め

矩形(1~2)

面角(3)

② <終了>

3-2-11
半径値を設定します。

全体半径= 5.000

面角(1)

2.000

OK

3-2-12
3. 予備設計
このステップではパーツの検査を行います。まずブランクサイズ、厚み解析、歪み解析やストリッ
プサイズなどの見積もりに必要な十分な情報を獲得します。

ブランク:ブランクを使用して、最終パーツの初期フォームとしてストリップ上に3
D モデルのフラットパターンの結果を作成します。

このツールはサードパーティ (FTI) のエンジンを使用しており、 有限要素アルゴリズ


ムに基づき隣接 ( 接合 ) した面のセットをブランクし ( 広げ ) たり、平坦なワイヤフ
レームを作成したりします。作成された結果は材料タイプ、厚み、2D 境界条件やその
他のパラメータの設定に基づいています。

ブランク

面(1)

選択解除(2,3,4,
5)
合計8面

② <終了>
2 4

3 5

各々のディンプルが2つの面を持っています。
より良い解析結果を得る為に選択解除します。
Shift キー+矩形を使うと選択解除が便利です。

3-2-13
材料タイプ SPCC
板厚 =2.000
中間ファイバー
曲げタイプ = 成形
通常精度
稜線単純化公差 =0.200
ブランク作成
新規パーツ作成
ファイル名=ブランク

初期値はセットアップから取得されています。

転送する追加要素の指定

矩形選択 (1~2)

3-2-14
解析結果の表示
解析結果表示操作は解析データを表示するために使用します。このオプションはブランクが計算さ
れたか、既に作成されたファイルでのみ使用できます。

解析結果表示 解析機能はオプション機能です。

解析結果表示
なし: 解析を表示しません。
板厚ひずみ解析: 板ひけ(板厚減少)データを表示します。
安全領域解析: しわや割れの解析データを表示します。
スプリングバック: スプリングバック形状の解析データを表示します。
初期値はセットアップから取得されます。

板厚ひずみ解析

(この操作には時間がかかる
というメッセージ)

はい

3-2-15
マップが表示されます。パーツは異なる色のマップで表示されます。特定の領域に関する詳細情報
を得る為にはパーツの上でマウスを動かしてください。

この解析では板厚ひずみ解析のレンジが 10 から -20 の結果を表示しています。


このオ
プションによりスタンピング形式の評価ができます。 薄過ぎると割れが生じやすく、 厚過
ぎるとしわが出来やすいことを示しています。

3-2-16
解析オプションを安全領域解析に変更します。

安全領域解析

3-2-17
解析オプションをスプリングバック解析に変更します。

スプリングバック解析

解析開始

OK

3-2-18
4. ネスティング
パーツのためのネスティングを簡単に作成します。ストリップにブランク形状を配置し、それらをレ
イアウトの方法で整理します。このオプションを使って最も効果的な方法でブランクを編集してスト
リップの利用を制御できます。

プレス型成形形状ガイドから

ストリップに切り替え
1

ネスティング

1パーツ

選択(1)

矢印ボタン(2)

3-2-19
「列1の回転の値」を変更する事により利用率が確認出来ます。
数値を変え確認してみて下さい。

列1の回転=323

順送=160.000

システムは実距離パラメータ        を赤く表示して間違った距離である事を
知らせてくれます。

順送値を

固定

から
自由

に変更しておきます

3-2-20
回転角度が何度の時に最大利用率になるか確認する事が出来ます。

最大利用率の最適角度の検索

列1の回転=0

OK

3-2-21
ネスティングの削除
これまでのステップは前準備のテストと見積もりの為の情報収集として使用しました。より正確に
ネスティングを作成する為に、ネスティングとブランクを削除します。後でブランクを再作成しま
す。
ネスティングアイコンをプレス型設計ガイドからクリックして、それからネスティング削除 を選
択し、ネスティングを削除します。

ネスティング

ネスティング削除

はい

1
成形に切替

成形形状

成形形状の削除

輪郭 (1)

OK

3-2-22
5. 穴埋め
ピアス埋め

成形形状

成形形状の追加

選択(1)

ファイル名
Close   Hole
OK
1

 
OK

3-2-23
プレス型成形形状ガイド


クローズギャップ

穴 (1、2)
1
新規面

OK

「同一面」で穴を埋めてしまうと、後で穴位置が分からなくなってしまうので、
必ず「新規面」で穴を埋めて下さい。

3-2-24
6. ローカルブランク
ローカルブランク操作により、接合された面のセットをブランク (開く)したり、固定面に
関連した平坦な面を作成したり出来ます。

成形形状

成形形状の追加

選択(1)

ファイル名
Local   Blank
OK

 
OK

3-2-25
プレス型成形形状ガイド
ローカルブランク

参照面 (1) 1

固定したくない、小さな面も自動的に選択されてしまいますので、必須メニューの
参照(平坦)面の指定メニューを選択し、小さい面の選択を解除します。


参照 ( 平坦 ) 面の指定
(2)

選択解除 (3)

② <終了>

3-2-26
上側の面をローカルブランク実行すべき面として指定します。

1
スムーズ連続選択-なし

矩形選択 (1~2)

矩形で選択出来なかった面があれば追加します。

選択 (3,4)


スムーズ連続選択-あり

選択 (5)

② <終了>

3-2-27
右図固定稜線(1,2 黄色)を確認して下さい。

材料タイプ 1
SPCC

板厚= 2.000

中間ファイバー

曲げタイプ / 成形

通常精度

稜線単純化公差= 0.200

元面削除

影響範囲 ( オフセット )=0.000

OK

3-2-28
成形座標系の再配置
ここで、パーツを成形座標系を使用して上に移動します。(ストリップで、パンチは下方向になります。)
座標系を真ん中の穴の中心にコピーします。

ワイヤーフレーム 1

座標系コピー

座標系 (1) 2

穴中心 (2)

OK

成形座標系 (3)

OK

※ このようにパーツが移動す
る際には必ず成形座標系を使
用して下さい。ジオメトリ移動
は使用しないで下さい。

ここでジオメトリ移動を使用
してしまうと、設計変更が難し
い作業になる場合があります。

3-2-29
くぼみ形状(ビード)の修正
隙間を修正します。最初にくぼみ面を半分でトリムして、ミラーコピーします。

選択 (1) 5面

③  ボタン 1

面トリム

② <終了>

ワイヤーフレーム

平面 定義

中央点 (2,3)

OK

OK

3-2-30
前に作成された平面を使用して、半分をミラーコピーします。 
面フィルターをオンにしてから、選択して下さい。

1
編集

移動とコピー

ミラーコピー

面選択 (1) 18面 2
② <終了>

平面 (2)

OK

複合曲線

選択 (3,4)

OK

選択解除


面選択 (5)

③  ボタン 5

面トリム

② <終了>

輪郭選択 (6)

OK

3-2-31

接合
1
矩形選択 (1、2)

OK

3-2-32
7. 曲げ展開とローカルブランク
曲げ展開機能により円筒面に沿ってプレス型パーツの特定領域を平坦にすることが出来ま
す。
曲げ展開した結果の後も、元の円筒面の長さは変化なく同じ長さに維持されます。

成形形状 1

成形形状の追加

選択(1)

ファイル名
Unbend Local   Blank
OK

 
OK

3-2-33
ソリッド

削除と延長
1
面選択 (1、2、3)
3カ所のくぼみ部分の面

OK

曲げ展開

参照面 (4)

円筒面 (5)

② <終了>

OK 4

3-2-34
ローカルブランク 1
参照面選択 (1)

ブランクする面 (2)

選択解除 
くぼみ部分4面(3,4)

② <終了>

材料タイプ
SPCC

板厚= 2.000

中間ファイバー

曲げタイプ / 成形

通常精度

稜線単純化公差= 0.010

元面削除

影響範囲 ( オフセット )=0.000

3-2-35
オプションメニュー

転送する追加要素の指定

くぼみ面  4 面 1
矩形選択 (1,2)

OK

接合します。

接合

全選択
最大ギャップ= 0.1000

OK

3-2-36
8. ブランク
プレス型成形形状ガイドからブランクアイコンを選択します。前に作成された成形形状を
選択し、くぼみを選択解除します。(そのまま転送します。)

1
ブランク

選択 (1) 2
選択解除(2,3,
4,5、6)
② <終了>


+ 3

6 4
形状によっては、
スムーズ連続選択-なし
にしてから必要面を選択した方
が早い場合もあります。

材料タイプ
SPCC

板厚= 2.000

中間ファイバー

曲げタイプ / 成形

通常精度

稜線単純化公差= 0.200

ブランク作成

新規パーツの作成

ファイル名= Blank

3-2-37
最初のオプションメニュー「境界 (固定)条件の定義」で固定する境界を定義できます。ブ
ランクの後でも固定要素はそのサイズと位置が保持されます

オプションメニュー

境界 ( 固定 ) 条件の定義 1
輪郭選択 (1,2,3)


オプションメニュー

転送する追加要素の指定

矩形選択 (4,5)

OK

3-2-38
9. 新規追加によるブランクのワイヤーのみ

成形形状

成形形状の追加

新規追加にチェック

フ ァ イ ル 名   Blank  
Wire

OK

 
OK

3-2-39
他の成形形状から手動で要素を取り込む場合は次のように行います。
プレス型成形形状ガイドからジオメトリ操作

ジオメトリ操作ル

参照によるインポート 4
参照による配置 1
輪郭選択 (1,2,3,
4) 2

② <終了>

OK

今回のこのモデルのワイヤー要素は多数の短い線で構成されています。
有限要素解析で計算された要素だからです。
このワイヤーを使用していくと、後で
オフセット等でエラーが出やすくな
りますので、あらかじめここで近似処理を行っておく事をお薦めします。

多数のあるいは短い線が無い場合、こような近似処理は必要ありません。

3-2-40
複合曲線 1
輪郭選択 (1,2)
スプライン
フェアなし
元図形削除

OK

ワイヤーフレーム

曲線修正

円弧と直線に近似

② <終了>

公差= 0.200

最小半径= 2.000
角折れ選択
元図形削除

OK

このようなスプライン近似は必ずしも必要のない作業ですが、後の作業でオフセット等を
行う時にエラーが出にくくなるので、近似しておく事をお薦めします。(微小要素が存在
すると、オフセットエラーが出やすくなる為です)

3-2-41
10. 2番目の成形形状列の追加
成形形状

第2成形形状の列追加

第1列の成形形状が自動的に選択
されます。

ミラーあり

OK

フィーチャに第2成形形状が追加さ
れます。

自動的に全ての第1成形形状に含ま
れるパーツが選択されコピーされま
す。

3-2-42
コピーする必要のなかった成形形状を削除します。

成形形状

成形形状の削除

選択 (1)

OK

今回はまとめてコピーしましたが、第2成形形状を追加する時に選択を解除すれば成形形状
を個々にミラーコピーする事も出来ます。

プレス型設計

ツール

アセンブリ移動

形状をドラッグ

OK
成形形状を見やすい位置に移動します。
見易くしただけで、ストリップレイアウトとは関係ありません

3-2-43
11. ストリップ
このステージで、ネスティング とストリップ寸法 を定義して、キャリアとトリミングパ
ンチを追加します。
1
ストリップに切替

ネスティング

異なる2パーツ

選択 (1,2)

成形形状と重なってしまう場合には前項に戻り、
アセンブリ移動で
成形形状を適当な位置に移動してください。

3-2-44
列1の回転=180

列2の回転=180

ストリップ幅= 580.0  

順送=165.0

ブ ランク 利 用に 関す
る 情報 が 現在 のネス
テ ィングレイアウト
に 従 って 瞬 時に変 化
します。

実距離はストリップ幅(2つの列間)か、

たは順送(2つの隣接した成形形状間)で
示されます。常に2つの間の最小実距離を
表示します。

最小距離を自由なパラメータにしたり、固定値にして実際の距離を決定するように、
ストリップ幅と順送を、自由 にも固定 にもできます。

OK

3-2-45
ストリップ寸法

順送数=8

ステーション ( 行 1) = 6 か

ステーション ( 行 2) = 6 か

ストリップ幅= 600.0

OK

ストリップ寸法は、長さまたは順送数を制御することができます。
デフォルト値は、セットアップ ダイアログから取得されます。
※ 「ステーション(行1)=6から」
 とは成形工程の始まりが6工程目からという事に
なり、5工程までが抜き工程になります。

3-2-46
12. パンチ輪郭用スケッチャの作成
定型形状のキャリアを追加します。キャリアは、ステージに沿ってトリムされないシート
の一部です。これは、最後のステージの最終形状までブランクを運びます。

キャリアスケッチャ

自動参照許可 オン
自動参照表示 オン

交点選択 (1)

スケッチャツール

スケッチ読込み

CarrierTypeA.skf

点選択 (1)

3-2-47
スケッチャツール

スケッチ読込み

CarrierTypeB.skf

中点選択 (1)
1

直線

直線 (2.3)


この時にインジケーターを
出さないように注意しましょ
う。
不要なインジケーターを出すと 3
スケッチがくずれる原因
となります

中点 (4)(クリッ
クしない)

点 (5)

寸法線

15.0

OK

パイロットパンチ用の穴です。
ここでは Φ 15の穴を作成しています。
(中点4がとれない時には点を追加しましょう)

3-2-48
パイロットパンチ用のスケッチだけはシート中央点に関係付けしましたが、
その他の寸法を入力する時にはステージ基準を心がけて下さい。

3-2-49
13. パンチ輪郭の作成
パイロット穴は、ブランクが各順送ステーションに正しく配置されるようにシートメタル
をセンタリングします。

パンチ

選択 (1)

OK

3-2-50
パンチを作成したい次の5つのエリアに複合曲線を作成します。


1


2D-1点指示 :オプションを使用して、作成したい複合曲線の領域の内側のどこかを
クリックすると、システムは、指定点で囲ま れる閉じた輪郭を自動的に検出します。
「2D-1点指示」は形状が変更になった時に、「連続」で複合曲線を作成した時よりも
矛盾が起きにくくなります。
(出来るだけ領域の中心付近をクリックして下さい。設計変更で矛盾が生じにくくな
ります)

3-2-51
パンチ / トリム曲線

指示 (1)

適用

指示 (2)

適用

指示 (3)

適用

もし「2D-1点指示」でうまく曲
線が作成出来ない時には、 最大間
隔=0.1、0.2、1等にするか、
「連続」や「単独」を使いましょう
解析結果によって、線の長さ、隙間等のバラツキが出る為です。

3-2-52
指示 (1)

適用

指示 (2)

OK

モデル1では輪郭作成→パンチ作成→輪郭作成→パンチ作成の繰り返
しを行いましたが、後で修正するのが大変になる事があるので、
ここで
は輪郭を全て作成してから、パンチを全て作成します。
クッキー作成後、輪郭のミラーもかけてしまいます。

クッキー:
マッチング部分でのバリや段差が出来るのを防ぐ対策として輪郭を修
正する機能です。

3-2-53
14. パンチ輪郭の修正

選択解除 2
クッキー

輪郭 (1)

稜線 (2)
1

稜線による

コーナー

サイドオーバーラップ= 0.30

オフセット値= 2.000

コーナー半径= 2.000

半径= 5.000

元図形削除

適用

3-2-54
反対側の稜線も同様の修正を加えます。

輪郭 (1)

稜線 (2)

稜線による

コーナー

サイドオーバーラップ= 0.30

オフセット値= 2.000

コーナー半径= 2.000

半径= 5.000

元図形削除

OK

その他の輪郭についても、クッキーを試してみて下さい。
パラーメーターを色々変更してどのように形状が変わるかをお確かめ
下さい。
マッチング処理は各社さまざまな仕様がありますので、
御社の仕様に合
うものがどれか探してみて下さい。

3-2-55
15. ワイヤーミラーとパンチの作成
作成した輪郭をミラーコピーしてパンチを作成します。

ワイヤーフレーム

参照要素

平面 定義

中央点 (1)

中心点 (2)

OK

1 2

プレス型設計ガイド
曲線 3
↓ 4
ワイヤーミラー

輪郭(3,4,5,6,
7)

② <終了>

平面 (8)

OK

3-2-56
パンチの作成

パンチ

複数選択
穴 (1,2,3,4,5,
6) 1

② <終了>

適用 3

「複数選択」を使用すれば、
一度に複数のパンチを作成
出来ます。

どのステージでパンチする
かは設計者次第です。 5

それぞれのパンチ位置に注意し
ながら、下図のようにパンチを作
成して下さい。

曲線の要素数が多い場合処理に時間がかかる場合があります。

3-2-57
16. 順送コピー
順送コピー操作では特定の成形形状の任意のタイプのジオメトリをストリップのどの場所に
でもコピーできます。
1
順送コピー

くぼみ面 (1)
② <終了>

選択 (2)

最初をパンチとしてマーク

第1列

順送数によるコピー

番号=5

ストリップトリムあり

適用

3-2-58
ミラー側のくぼみについても同様の操作を繰り返して下さい。

くぼみ面 (1)
② <終了>

選択 (2)

最初をパンチとしてマーク

第2列

順送によるコピー

番号=5

ストリップトリムあり

適用

同様にして 4 箇所のコピー ( それぞれに 2 つずつのくぼみ ) を作成します。


ストリップをトリムするので、「ストリップトリムあり」にして下さい。

3-2-59
矩形 (1)
② <終了> 1

選択 (2)

最初をパンチとしてマーク

第1列

順送数によるコピー

番号=5

ストリップトリムあり

適用

矩形 (3) 3

② <終了>

3-2-60
選択 (1)

最初をパンチとしてマーク

第1列

順送数によるコピー
1
番号=4

ストリップトリムあり

適用

ミラー形状でも同様の手順で第2列で順送コピーして下さい。

3-2-61
3-2-62
17. パンチの編集
くぼみは抜きパンチに近すぎます。編集するパンチを選択し
右クリックしてフィーチャー編集を選択します。

選択 (1)
③  フィーチャ編集

選択 (2)

OK

3-2-63
ミラー形状でも同様の操作を行って下さい。

3-2-64
18. 成形形状の配置
ステージ数が少なすぎました。まずステージ数を増やします。

ストリップ寸法
順送数=10

OK

最初から計算し直す為、時間がかかる場合があります。

3-2-65
成形形状をストリップに配置していきます。

ダイストリップメニュー
成形形状 にある成形形状です。

追加

選択 (1)

配置 (2)

適用

3-2-66
成同じ方法で残りの成形形状を順番に配置します。

ブランクワイヤー要素を
非表示にします。

3-2-67
19. 成形形状の再配置
穴あけステージが足りませんでした。 
そこで8番目のステージをコピーして穴あけステージを追加します。
8番目のステージをコピーする為には9番目のステージを移動しなければなりません。

成形形状 1

再配置

選択(1,2)
② <終了>

ナビゲータボタン右 
(3)

OK

3-2-68
成形形状をコピーして追加します。
1
成形に切替

成形形状

成形形状の追加

選択(1)

OK

矢印(2)

適用

ミラー形状についても
同様の操作を行い

OK

3-2-69
1
ストリップに切替

成形形状

追加 3

選択(1,2)

適用

選択(3,4)

OK

3-2-70
9番目のステージにパンチ/トリム曲線を作成してパンチを作成します。

パンチ / トリム曲線 1

選択 (1)

適用

選択 (2)

適用

選択 (3)

適用

選択 (4)

OK


選択解除

パンチ

複数選択

選択  (5,6,7,
8,)

② <終了>

OK

3-2-71
パンチする箇所の面が既に分割されてしまっている為、
パンチした場所に緑色の面が表示されない時があります。
( V14 から改善されていてこの症状が出なくなりました)
緑色の表示にするには、変更したいパーツを有効化します。
ストリップパーツを非表示します。
パーツのパンチする場所の面を非表示します。
ストリップパーツを有効化します。

3-2-72
20. 最終形状の切り離し輪郭
最終形状を切り離す為の輪郭を作成します。

曲線(ダイストリップメニュ
ー)  

スケッチャ

ジオメトリ追加 ストリップパーツが
有効でない場合に
選択(1~5) は有効にします。
② <終了>

参照追加

選択(6)
② <終了>

1 5
2 4

右図のようにスケッチ
します。

OK

3-2-73
曲線(ダイストリップメニュ
ー)  

スケッチャ 2 4

ジオメトリ追加 1 5

選択(1~10)
② <終了> 3

10

7 9

右図のようにスケッチ
します。

OK

3-2-74
21. 切り離し
最終形状を切り離す為の輪郭を作成します。

曲線(ダイストリップメニュ
ー)   1

ワイヤーミラー

選択(1)
② <終了>

平面選択(2)

OK 2

パンチ

選択(3,4,5)
② <終了>

OK 4

3-2-75
不要な曲線、座標系は非表示にします。

保存

3-2-76
22. ダイ圧力
ダイ圧力を計算させてみます。ツール設計ガイドのツールの中にダイ圧力があります

ダイ圧力をクリックすると直ぐにストリップレイアウト上で圧力
ダイ圧力 計算が始まります。

総圧力が表示されています。

外側の黒枠をドラッグして抜きパンチエリアだけ囲うようにします。

総圧力が囲いの中だけの値になっています。

3-2-77
機能を使用していないくぼみ部分は圧力計算されていません。手動で追加します。

オプションメニュー
新規圧力追加 

選択(1)

曲げタイプ / 絞り

計算

圧力追加 1
必須パラメーター
パラメータ / 値更新

ユーザー定義応力として追加され、総圧力が変わります。

ストリップデザインの中でトリム処理していない曲線は圧力計算を行なわないので、
手動で追加する必要があります。

3-2-78
23. 補足
単体の圧力計算

絞り形状を開きます
表示-ペイン-出力ペインをクリックして、出力欄を表示しておきます。

ブランクを実行します。

単位は N (ニュートン)ですが、参考にして下さい。

3-2-79

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