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財源としての国債発行の問題
令和 2(2020) 年 8 月 22 日
富山大学名誉教授 桂 木 健 次
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ベーシックインカム導入の可能性とその財源
ベーシックインカムを考えるにあたって
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ベーシックインカム導入の可能性とその財源
ベーシックインカムを考えるにあたって
出展: NHK
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ベーシックインカム導入の可能性とその財源
ベーシックインカムを考えるにあたって
ベーシックインカムとは?
格差是正がすすまない経済社会にあって、
「福祉国家」にむけた改革。
勤労者や貧困者に、財産形成・資産蓄積を促す資産ベース福祉
( Asset-Based Welfare: ABW )へ向かおうという流れ。
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ベーシックインカム導入の可能性とその財源
ベーシックインカムを考えるにあたって
成員資格者に「一定の給付を行う制度」としては、
などがある
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序章 ベーシックインカム導入の可能性とその財源
ベーシックインカムを考えるにあたって
具体的設計で両論がある。
・所得再分配 ベーシックインカム 「個人の安全」
・資産再分配 ベーシックキャピタル 「個人の機会」
経済階層を固定化させる公算が大きいとして、
Ackerman and Alstott [ 1999 ]が大きな提起(経済
階層を押し上げる効果を!)
21 歳になるすべての新成人に資本を一律に給付し、各個
人は死亡時に元金と利子を国庫に払い戻す義務を負う。制
度にかかるコストに当初控除枠、年2%なりの財産税に
よって賄う「 70 年生きる制度」導入、 50 年ほど経過すれ
ば払い戻しによって制度は自立的な運営可能へ。
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ベーシックインカム導入の可能性とその財源
支給額をめぐる議論
労働市場の均衡と労働インセンティブから、
「 BI 水準は生存レベルに達しないことが望ましい。」
とする議論
正義の基準に従って何がどのように分配されるかが重要で
あって、それらが「どの程度」であるか、またはそれらが個人
の生存にとって十分であるか否については問わない。
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ベーシックインカム導入の可能性とその財源
支給額をめぐる議論
その他
生活保障(生存権)からの見方
労働市場(少子化・オートメーション( AI )化)
財政金融政策(通貨発行)からの見方
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ベーシックインカム導入の可能性とその財源
所得「補償」とベ-シックインカム
現行:生活保護、児童手当 ( 子供・子育て ) 、
高齢者 ( 年金者)へ臨時支給
所得税からの扶養控除と配偶者控除:所得「補償」
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ベーシックインカム導入の可能性とその財源
所得「補償」とベ-シックインカム
財源(現行)
保護費の4分の3は
国が負担(国家責任で生存権を保障する制度)
国からの法定受託事務
国の 29 年度予算 ⽣活保護費負担⾦ 28,803 億円
(生活扶助等社会福祉費 40,080 億円)
残り4分の1 (1 兆円: 29 年度)
自治体負担(基準財政需要額に算定)
自前財源不足は総務省から出る地方交付税で補てん。
自前の収入でまかう不交付団体(東京都+76基礎自治体)
児童手当:雇用主からの拠出金 ( 雇用者に子の有無不問)
アベノミクス成果均霑(低年金・無年金老人向け給付金) 3 万円
補正予算(前年度の自然税収・特会剰余増)
年金法特定債発行
今次10万円定額給付金
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ベーシックインカム導入の可能性とその財源
所得「補償」とベ-シックインカム
財政運営のための公債の発行の特例等に関する法律
出展:財務省
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財源としての通貨発行益
ベーシックインカム特別会計を設計すべき
現行制度の所得補償部分の財源戻し
障害者保障、社会保障部分は除く(残す)
・生活保護費・母子福祉所得補償分(一般予算歳出)
・年金特例公債(一般予算公債金)
・審査などの行政コストからの戻し
ベーシックインカム特別会計
通貨発行益(シニョレッジ)は、現行では特別
会計でしか取り出せえない。
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通貨発行益財源の創出
一般会計と特別会計の交差
一般会計の歳入
① 租税(税収)+②公債(うち国債) +③通貨発行益(うち
日銀からの国庫納付金 * )
* 日銀の当期剰余金から準備金・配当金を控除後の純益:
通貨発行益のうち、日銀保有公債の減債(割引)額および発生利差益は特別会計国債整
理基金の歳入科目「公債費」として繰入れられる。また、政府が発行する交付国債につい
ては、その償還を日銀が買上(小切手)することで通貨発行益から財源手当てする。
一般会計と各種の特別会計は相互繰入・繰出で交差されて
いる。国債整理基金(特別会計)では、歳入科目の「ほか会
計より受入」のうちの「一般会計より」が、一般会計歳出の
「国債費」が当てられている。
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通貨発行益財源の創出
その仕組み
これは、中央銀行である日銀が政府の行う財政機能である③需要
創出効果に対応する金融政策(通貨発行)として行う「買いオペ」な
どで保有する普通(長期)国債のうちから、財政法第5条但書によっ
て毎年度予算の国会議決に際してかけられる「予算総則」の断わり
の限度内で、それらを現金に近い低利の政府証券である「借換え
債」に乗換することで得られる。
日銀仕訳として、次のように表すことができる
借方 借換債買上
/ 貸方 長期債(現先)
差利益*
*借換え債の償還は年度内でなされ、(長期債-借換債)の利差は、 2015.9.17 現在
でいうと 10 年債 0.365 に比べて TDB(1Y) は ‐ 0.0330 になっている。
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出典:財務省 https://www.mof.go.jp/jgbs/reference/appendix/hakkou13.pdf 15
通貨発行益財源の創出
日銀にとって国債の償還とは
主旨:
国債の償還は,「未来世代の GDP (付加価値)」によってされている
というのではなく,経済実体が消費を通して将来に向けて最終的な付
加価値である GDP を生み出すための中間消費とみなされる金融(通
貨価値)の「シャドー・プライス」を意味する通貨発行益から償還させら
れていく。
一般予算からの税収や借金(国債)を財源として歳出されている「国
債費」は,定率繰入として主に償還される債券に裏書されている「付
利」の支払い並びにその償還の会計運用積立に充てるためである。
つまり,将来世代なる近未来が税金から負担するのは,
「利払」分並びに特別会計運用経費である。
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通貨発行益財源の創出
日銀にとって国債の償還とは
(1)国債の市中消化による民間資金の吸収は、国債の買いオペによる中央銀
行の資金供給によって補充される。
(2)中央銀行保有の満期債の償還財源は事実上借換債の買いオペによって
供給される。
国債は、謂わば政府の財源としての通貨発行の代替であって、中央銀行が市 次頁で
中からそれを回収する形で通貨を発行している。 仕訳
従って、中央銀行からの「買いオペ」という通貨発行の見返りの国債の回収 ( 償
還の財源づくり ) がうまく運用されている限り問題はない。
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通貨発行益財源の創出
日銀にとって国債の償還とは
日銀保有債の満期債は、利が抜けると
「現金」 ( 日銀券)になって、借方(債券)
から、貸方「発行銀行券」の▼ ( 減数)と
なって、台帳では「入庫」となるから、留め
置かなくてはならない。
① 現先 借方) ー / 貸方)(-)発行銀行券
(+)満期債
② 買戻 借方 ) 買戻借換債 / 貸方 ) 発行銀行券
故に
・借方「買戻債」②は、①の貸方「満期債 ( 現先 ) 」と相殺して帳簿から消
え。
① と②は相殺して write off (帳消し)となる。
・貸方「発行銀行券」②は、政府預金(特会)歳入「公債金」に。
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通貨発行益財源の創出
国債費
政府のよく使う言葉に
「国債の元利払いに充てられる費用(国債費)と社会保障関係
費と地方交付税交付金等で歳出全体の 7 割以上を占めて」
という言い回しがなされている。一見して、たとえば平成 27 年度予算(歳出)の「国債
費」は 23 兆円であるが、これは前に触れたように繰り入れられる特別会計(国債整
理)の側では、歳出にある本年度の「要償還額」の国債整理支出 204 兆円(利払含
む)のごく一部 ( 60年償還 ) ルールによる「現金償還」しか手当てされない。
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表-平成27年度 国債整理基金特別会計
(単位:百万円)
※ 百万円未満切り捨てのため、合計が一致しないことがある。 20
通貨発行益財源の創出
国債費
第二条
国債整理基金ニ充ツヘキ資金ハ毎年度一般会計又ハ特別会計ヨリ之ヲ国債整理基金特別会計ニ
繰入ルヘシ
○ 2前項繰入額ノ中国債ノ元金償還ニ充ツヘキ金額ハ前年度首ニ於ケル国債総額ノ百分ノ一・六ニ
相当スル金額トス
○ 3前項ノ国債総額ノ計算ニ際シ割引ノ方法ヲ以テ発行シタル国債ニ付テハ発行価格ヲ以テ額面金
額ト看做ス
○ 4前二項ノ規定ノ適用ニ付テハ財務省証券其ノ他ノ融通証券、借入金及一時借入金並ニ割賦ノ方
法ヲ以テ償還スル交付国債ハ之ヲ国債ト看做サス
第二条ノ二
国債ノ元金償還ニ充ツル為前条又ハ他ノ法律ニ依ル繰入額ノ外割引ノ方法ヲ以テ発行シタル国債
ノ前年度首ニ於ケル未償還分ノ発行価格差減額ヲ発行ノ日ヨリ償還ノ日迄ノ年数ヲ以テ除シタル額ニ
相当スル金額ヲ毎年度一般会計又ハ特別会計ヨリ国債整理基金特別会計ニ繰入ルヘシ
○ 2前条第四項ノ規定ハ前項ノ場合ニ付之ヲ準用ス
第二条ノ三
国債ノ元金償還ニ支障ナカラシムル為前二条又ハ他ノ法律ニ依ル繰入額ノ外必要ニ応ジ予算ヲ以
テ定ムル金額ヲ一般会計又ハ特別会計ヨリ国債整理基金特別会計ニ繰入ルベシ
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通貨発行益財源の創出
同
第三条
国債借換ニ依ル募集金其ノ他ノ収入金ハ直接ニ之ヲ国債整理基金特別会計ニ編入スヘシ
第四条
国債整理基金ハ国債ヲ以テ保有シ又ハ財政融資資金ニ預託シ之ヲ運用スルコトヲ得
○ 2前項ノ運用ハ日本銀行ヲシテ之ヲ取扱ハシム
第五条
政府ハ各年度ニ於ケル国債ノ整理又ハ償還ノ為必要ナル額ヲ限度トシ借換国債(当該年度内ニ償
還スベキモノヲ含ム)ヲ起スコトヲ得
○ 2前項ニ規定スル当該年度内ニ償還スベキ借換国債ノ募集金ハ国債整理基金特別会計ノ歳入外
トシテ之ヲ国債整理基金ニ編入スベシ
○ 3国債整理基金ハ第一項ニ規定スル当該年度内ニ償還スベキ借換国債ノ償還ノ為国債整理基金
特別会計ノ歳出外トシテ使用スルコトヲ得
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財源と歳出の整合性
歳入の①租税、②公債(国債・地方債)、③通貨発行益ほかが国の歳出予算(一般会計・特
別会計)にどう相応するか、そしてすべきであるかの論点について検討する。
よく解説される次の定義の検討
「一般会計歳出から国債費を除いたものを基礎的財政収支対象
経費といい、地方交付税交付金等、社会保障関係費、公共事業
関係費、文教及び科学振興費等」それが一般総額の約 76 %を
占めるとかいうのは一般会計の枠だけで言っているわけで、政
府予算歳出は、一般会計・特別会計にまたがり、さらに以下にま
たがる。
(1) 基礎的財政収支対象経費
(2) 政府債務償還費
(3) 外交・海外支援(借款・出資)費
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財源と歳出の整合性
歳入の①租税、②公債(国債・地方債)、③通貨発行益ほかが国の歳出予算(一般会計・特
別会計)にどう相応するか、そしてすべきであるかの論点について検討する。
現在の相応
歳入予算の租税
(1) 基礎的財政収支対象経費 ① 租税
国債・地方債
(2) 政府債務償還費 歳入予算の通貨発行益 ② 公債(国債・地方債)
の減債原資
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日 銀 政 府
貸付金 政府預金
保有国債 民銀預金
⇘満期到来⇘
売り ⇔ 買上
⤴ 相殺 ↻ 売戻し
買戻し 政府預金 ⇔ 公債金 売戻し
↓
政府支出 公債金
↓
国債償還
財投会計
ベーシックインカム
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カテゴリー定義
障碍・医療・教育
母子・介護 3 万円 5万円 社会保障
生活扶助分から
30兆円
社会保障 所得補償 3万円
( 生存権) ベーシック
15万円 インカム 通貨発行益から
保護基準 生活扶助 10万円 7万円 70兆円
最低生活費
✖ 増税
70兆円の財源
〇 通貨発行益から
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増税不要となる理由
BI 特別会計 BI :ベーシックインカム
基礎年金勘定基礎年金給付費 2 5 兆円
生活保護費生活扶助( 生活扶助( 加算込) ) 3 5 億
一般会計
から繰入 住宅・教育・介護 ・・ 医療 7 0 億
ほか
小 計 3 0 兆円
公債金 ( 日銀買債
戻 債 から) 7 0 兆円
合 計 1 0 0 兆円
西沢和彦( 2004.12 )
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現先・社会保障予算枠組み
出展:財務省
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通貨発行益の財源枠
日銀貸方勘定
拙稿「東日本大震災並びに福島原発被災賠償の財源をめぐる諸問題」 ( 『えんと
ろぴい』第 72 号 2012.3) で触れたように、中央銀行 BS における貸方「発行銀
行券」勘定は、政府から「公貨」銀行券発行を委嘱されていることで発生する発
行益 ( シニョレジ)の現在価値を示しており、それに中銀が民銀からその預金通
貨発行権の担保として預かる準備預金を超える当座預金、並びに売現先勘定と
して中銀が市中の流通通貨環収とか政府預金との決済などで銀行券を裁断破
棄する以外の金庫に「入」として仮置きしておく営業報告書( BS )の相対勘定も
含まれる。
2015(平成27)年度 発行益現在額は以下の通り
発行銀行券 91.9 兆円
超過準備金 21.1 兆円( 18 日現在金融調節記
載)
売現先勘定 11.2 兆円 計 124.2 兆円
(同年9月20日営業報告書より)
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通貨発行益の財源枠
予算総則
それを財源としての執行については、一般会計予算総則でその上限を、普通債
や建設債ほかを合わせて第 6 条で
「 ( 公債発行の限度額 ) 第 6 条 「財政法」第 4 条第 1 項ただし書の規定 [4]
により平成 27 年度において公債として発行することができる限度額は 6.0 兆
円とする。 2 「財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行の特例
に関する法律」第 2 条第 1 項の規定によっては 30.8 兆円とする。」
と断られているほか、「 ( 国庫債務負担行為 ) 第 4 条 「財政法」第 15 条第 1
項の規定 [6] により平成 27 年度において国が債務を負担する行為は、「丁号
国庫債務負担行為」に掲げるとおりとする。」としている。
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財源と歳出の整合性
財政歳出入の照応
(再掲)
よく解説される次の定義の検討
「一般会計歳出から国債費を除いたものを基礎的財政収支対象
経費といい、地方交付税交付金等、社会保障関係費、公共事業
関係費、文教及び科学振興費等」それが一般総額の約 76 %を
占めるとかいうのは一般会計の枠だけで言っているわけで、政
府予算歳出は、一般会計・特別会計にまたがり、さらに以下にま
たがる。
(1) 基礎的財政収支対象経費
(2) 政府債務償還費
(3) 外交・海外支援(借款・出資)費
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政府会計の財務諸表(概数)
預託金 7 兆円
運用借入金 25 兆円
小計 151 兆円
政府債務: 公債 791 兆円
政府証券 94 兆円
小計 885 兆円
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財政投融資特別会計
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終わりに
ベーシックインカムのメリット
ベーシックインカムは、現行の社会保障制度と比べて
1. シンプルで分かりやすい
2. 運用コストが小さい
3. 恣意性を排除できる
4. 働くインセンティヴを損なわない
5. 受給者の尊厳を保てる
という 5 つの具体的なメリットがある
。
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主な参考文献
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桂 木 健 次 略歴
現・富山大学名誉教授
1938 旧関東省 ( 現・中国遼寧省大連)に生まれる
1963 九大法学部政治学科卒 福岡県職員
1970 九大大学院経済学研究科中退 研究助手
1977-2004 富山大学
1993-2004 金沢大学大学院併任
2004-2009 福岡工大
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ご清聴ありがとうございました
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