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生物 ィア

④ 酵素と異化代謝

1
酵素 –生体触媒
細胞内で起こる化学反応は温和な条件下(中 付 、
度は体 度)で 常に やかに効 よく こる。
一 、 中で、デンプンをグルコースに分 す
るためには、 度の を加え、100℃ くの 度で
加 しなければならない。このとき の代わりに、
唾 や などの 化 を加えると中 かつ体 付
で やかに分 される。これは 化 中の の働き
によるものである。
このように、反応 度を める働きを つ を
媒という。酵素は生体内で合成され、生体内のすべての
化学反応を特異的に促進する生体触媒である。この酵素は、
通常 ク質からできている。
2
酵素反応と活性化エ ギ
通常、物質は安定な状態で存在しており、簡単に別の物質に変化し
ない。しかし、外部からエ ギ を加えると、物質は不安定な状態に
なり、化学反応が起こりやすくなる。
物質が化学反応を起こしやすい状態にするのに必要なエ ギ を
活性化エ ギ という。

酵素は、反応物質 基質
と結合してその物質の化
学変化に必要な活性化エ
ギ を低下させ、化
学反応を促進させる。

3
生物図録 p.40
酵素反応の特徴(1)基質特異性
酵素反応は、酵素分子全体で行われるのではない。酵素
分子中に特定物質 基質 と結合する反応触媒部位 活性中
心 がある。酵素と結合する特定物質を基質といい、酵素の
種類によって特定の基質とのみ結合し、反応する。この性質
を基質特異性とよぶ。

生物図録 p.41
4
酵素反応の特徴(2)最適温度と最適pH
酵素反応は温度の影響を受けやすい。多くの酵素では、35 55℃で最
もよく働き、この温度を最適温度という。最適温度以上では、熱によって
ク質の立体構造が変化し速度が低下するので、最適温度が存在する。
また、酵素の活性は、水素イオ 濃度の影響も受けやすく、酵素にとって
最も活性の高い最適pHが存在する。例えば唾液ア はpH7付近、胃
液中の シ はpH2付近、膵液中 シ はpH8付近で最も酵素活性
が高い。活性中心に存在するア 酸の荷電状態がpHによって変化するた
め、最適pHが存在する。

5
酵素活性と温度の関係 生物図録 p.41 酵素活性とpHの関係 生物図録 p.41
酵素 基質の濃度と反応速度

生物図録 p.41

E + S E S E + P
酵素 基質 酵素基質複合体 反応生成物

基質濃度が高いと、酵素基質複合体の濃度は上がらず、速度も速
くならない。しかし、この時酵素濃度を上げれば、反応速度は速く
なる。 6
酵素反応の阻害
酵素反応の阻害には、
競合阻害・拮抗阻害

競争阻害 基質と構造が似た物質が酵素の活性部位に結合する。

非競争阻害 酵素の活性部位以外の場所に阻害剤が結合する。

生物図録 p.44
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酵素の種類
酵素は働きによって6種類に分類される
①酸化還元酵素 酸化還元反応

②転移酵素 分子からアク 分子へ特定の基を移す

③加水分解酵素 ある物質に水が加わる形で起こる分解反応

④除去付加酵素 ある物質から特定の基を切りだす

⑤異性化酵素 シ ⇄ 、L体 ⇄ D体の変換に関与

⑥合成酵素 ATPなどの加水分解と共役して2つの分子を結合
ガ 、シ
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ア ク酵素
活性中心以外に特定の物質が結合できる部位を持ち、その物
質が結合すると ク質の立体構造が変化し、酵素活性が変
化する。このような酵素をア ク酵素という。

生物図録 p.44
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身近にある酵素反応
辛さ 不思議
生 さ 根 す お し、し くす と辛く 、
という酵素が という さ 成分 作用して、
という辛味成分 変え た 。

泡 生物図録 p.40

消毒薬 過酸化水素水 傷口 塗 と泡が出


、傷口 あ 壊 た細胞か 酵素 がでて、過酸化
水素 水と酸素 分解してい 。こ とき酸素 原子状態で、とて
酸化力が強く、殺菌効果 示す。

洗剤と酵素
洗剤 質分解酵素
分解酵素 が含 てい です。
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細胞の活動を支える代謝
生きている細胞内では、常に物質の分解と合
成が起こっている。細胞内でのこの様な物質の
変化全体をまとめて代謝という。

生物図録 p.38

12
生体内のエ ギ = ATP

生物図録 p.38

13
呼吸とは
「呼吸」という言葉は、「息を吸って吐くこと」 breath と
考えられてきましたが、生物学での『呼吸』は、細胞が有
機物を分解し、その過程で生じるエ ギ をATPに蓄
えること respiration を指します。

外呼吸---外界との間でガ 交換で呼吸器官で行う。
呼吸
内呼吸---組織細胞が取り入れた有機物を分解して
エ ギ を取り出し、 ATPを生産する。

呼吸で分解される有機物を呼吸基質という
14
呼吸の概要

生物図録 p.46

15
呼吸(内呼吸)の種類
好気呼吸
O2を必要とし、動物や植物がおこなう。
ATPの生成効率が高い。
『クエ 酸回路』、『電子伝達系』の2つの過程がある。
嫌気呼吸
O2を必要としない呼吸。ア コ 発酵、乳酸発酵、
解糖などがある。
ATPの生成効率は低い。
酵母などの発酵微生物などが、酸素不足の条件下
で行う。 16
呼吸のしくみ
グ コ やグ
コ ゲ などを呼吸
基質とするとき、細
胞が行なう呼吸の前
段階は、解糖系→ク
エ 酸回路→電子伝
達系の3つの反応段
階から成り立ってい
る。

生物図録 p.46

17
呼吸の第 段階------解糖系
1分子のグ コ が2分子の 酸にまで分解
され、2ATPを生産する過程。
酸素を必要とせず、細胞質基質で行なわれる。

生物図録 p.47

18
第 段階-----クエ 酸回路 TCA回路
解糖系で出来た 酸が コ アに入り、 ク 内
の酵素による回路反応により、CO2と水に分解され2ATPを生産す
る過程。 ク 内で行なわれる。

生物図録 p.47

19
第3 段階-----電子伝達系
解糖系とクエ 酸回路で出来た水素原子Hが、水素イオ H+
と電子e-に分かれ、その電子だけを電子伝達物質が受け渡し
て34ATPを生産する過程。
電子と水素イオ は酸素と結びついて水になる。この反応は
コ アの内膜でおこる。

生物図録 p.47

20

★ ★

★ NADH FADH
NADH2 2 ATP

★ 解糖系
解糖系 2 2 0 20
クエ 酸回路 8
クエ酸回路 8 2 22

生物図録 p.47

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NADH FADH2 ATP
解糖系 2 0 2
クエ 酸回路 8 2 2 38ATP
生物図録 p.38

電子伝達系 10×3ATP 2×2ATP 34ATP 22


呼吸の反応のまとめ
C6H12O6 + 6O2 + 6H2O → 6CO2 + 12H2O + 38ATP

生物図録 p.46

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補酵素
•NAD、NADP イアシ 酸化還元反応 → 電子伝達体
•FAD、FMN B2 酸化還元反応 → 電子伝達体
脱水素酵素 Dehydrogenase の補酵素として機能する。
酸化型 (NAD FAD) および還元型 (NADH2 FADH2) の2つ
の状態を取る。

コ ア ア ジ ク オ ア ジ ク オ
(nicotinamide adenine dinucleotide) flavin adenine dinucleotide FAD
NAD+ 2H+ 2e-→NADH H+ NADH2+ FAD+ 2H+ 2e-→FADH H+ FADH
25 +
2

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